<この体験記を書いた人>
ペンネーム:なぁさん
性別:男
年齢:58
プロフィール:建設業界で働く男です。28歳で独立し、今まで苦労しながら働いてきました。
私は高校を卒業した後すぐに就職し、土建業界で働きはじめました。
そして、28歳の時に妻との結婚を機に独立。
58歳になった今は、ありがたいことに小さいながらも自社ビルを持つほどにはなりました。
幼いころはあまり裕福な家庭環境ではなかったのですが、現在はたまに贅沢できるというところまで頑張ってきました。
しかし私自身の両親は、ようやく親孝行ができる、と思った矢先に他界してしまいました。
妻(55歳)も父親を40代で亡くしており、二人で存命の妻の母を大事にしようと話していたのですが、最近その義母から「お金を貸してほしい」と私たちに連絡がありました。
自分のことを「筆不精」と言い、今まで自分から連絡をしてこなかった義母だったので、「何事か」と驚きました。
妻も何もわからなかったようで、いきなりどうしたというのか、一体何のお金なのかと義母を問い詰めたようです。
義母も最初は言葉を濁していたらしいのですが、妻が何度も問いただすとようやく重い口を開いたのです。
その内容が衝撃的でした。
なんと義母はホストクラブに通い、借金をしてしまったのだそうです。
あまりのことに、妻からそう説明をうけた時は本当に声も出ませんでした。
申し訳なさそうに話す妻曰く、義母は亡くなった義父の遺産で、遊ぶ癖がついてしまっていたそうなのです。
義父は保険会社に勤めていらっしゃったこともあり、かなりの額の保険金が義母の手元に入ったそう。
もともと妻の実家もそんなに裕福というわけではなく、そこで何かがおかしくなったのでしょうか。
妻も義母のことを「昔は普通の金銭感覚だったはず...」と、ショックを受けていました。
ただ、専業主婦だったのと早くに旦那を失くしてしまったことで寂しくなり、友人達と海外旅行などを繰り返し、外でお酒を飲むことを覚えてしまったようなのです。
そして、一人の友人にホストクラブに連れて行ってもらった際に、孫ほど歳の違う青年が自分のことを心配して声をかけてくれることがうれしかったそうです。
ついそのお店に一人で通い始めてしまったとのこと。
そのあとは、喜んでもらいたい一心で高いお酒を頼んだり、どこかに食事に連れて行ったりした義母。
自分自身も彼にふさわしくなりたかったようです。
エステやサロンに通ったり、高級服やアクセサリーを買ったり、そんなことをしていった結果、気づけば遺産はもちろん、借金を背負うほどになってしまっていたという話でした。
義母はもう今後こんな遊びはしないと言っているようですが、未だにブランド服を着ることや、外に飲みに行くのがやめられない様子です。
大事にしたいと思う一方で、今後もこちらにお金を貸してほしいという打診が増えるのではないかと不安になっています。
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