<この体験記を書いた人>
ペンネーム:umeyo
性別:女
年齢:45
プロフィール:フリーランスの私、娘3人、夫、義両親の7人家族。毎日が喜怒哀楽に満ちて溢れています。
嫁の私が言うのも何ですが、たぶん義母は料理が得意ではないし、好きではありません。
そして、ここだけの話(本当にここだけ)上手とも言えません。
夫の両親とは、18年前の結婚当初から同居です。
私は在宅の仕事で忙しく、特に夕方からが仕事のピークとなることから、平日の夕食の支度はほとんど義母に任せ、これまで義母の料理をありがたく頂いてきました。
とても感謝しているし、できればこれからもお願いしたいと思っています。
そんな暮らしの中での、ほんの少しのモヤモヤを書かせてもらいます。
これまで頂いてきた義母の食事は、実はあまり口に合いません。
私と義母の実家は同じ県内にあるのですが、北と南で正反対。
同じ県でもそれだけ離れていると味付けの好みも大きく違い、義母の料理は極度の薄味、私の料理は甘辛しょっぱい濃い味。
そのため、義母の作った味噌汁やお吸い物は薄すぎるんです。
(小学生の娘も「水の味がする~」と言う始末です...)
もちろん生まれ育った環境が違うこともあり仕方がないのですが...不満は味だけではないのです。
我が家は大家族のため、おかずは大皿に盛り付けます。
そして「不人気なおかず」はあからさまに残ってしまうのですが、冷蔵庫にしまったその残り物を義母はずっと放置するのです。
放っておくと冷蔵庫の中がタッパーだらけになってしまうので、私がアレンジ料理をする...というパターンになっています。
例えば、かぼちゃの煮付け。
ホクホク食感ではなく、煮汁に浸りベチャべチャ。
翌日私はそれをグラタンにアレンジしています。
そして肉じゃが。
これまた薄味なのですが、翌日には醤油をササッと回し入れ濃い目にしたり、カレーに変身させたりと工夫をしています。
また、料理の組み合わせでも問題は多発。
ご飯(白米)にまさかのミートソーススパゲティーや焼きそばが添えられているのです。
白米ではなくおいなりさん、あるいは炊き込みご飯と白米が両方あるという時もあり、さすがに驚きました。
炊き込みご飯を炊いておひつに移し、即座に白米を炊くのはなぜ!? それを義母に問うと、炊き込みご飯も白いご飯も食べたい人が居るかも知れないからと。
炭水化物のオンパレードすぎます!
そんな時はせめてサラダがあれば...と思っても、食卓に並んでからでは後の祭りです。
そして、餃子や唐揚げ、コロッケといったものは全て「揚げるだけ~」の冷凍食品。
手作りは一切ありません。
先ほどのミートソースも「温めるだけ~」のレトルト。
冷凍やレトルトを使うことは、忙しい主婦のたまの手抜きなら気にしませんが、義母は時間があるはず...少しでいいから気を回してほしいなと思うこともあります。
最後に時間について。
我が家は夕食をいただく時間は家族7人でバラバラです。
一応、食べ始める時間は大体夕方の5時半という暗黙の了解があり、仕事が終わるのが遅い夫を除いて、娘達、私、義父は部活や他の用事で間に合わない時以外は、この時間に食卓につきます。
そこに出来上がりを合わせたら、もっと美味しく食べられるのにと思うのですが、義母は4時半くらいに作り終えてしまうのです!
その後、自分はテレビに没頭。
麺は伸び切っていますし、野菜炒めなどは冷めてしまい、一番に食べ始める義父が電子レンジでチン! することもしばしば。
「こんな料理作ったよ!」と新しいメニューを食べさせたいといった気持ちや開拓心はないのでしょうか?
義母の料理を見ていると、ただただ自分の業務をこなしているだけに見えてしまいます。
特別に社交的でもなく、はまっている趣味もない...そんな義母ですが、75歳を迎え健康で過ごしていることは、本当に嬉しい事です。
愚痴を書かせていただきましたが、日々の食事担当に感謝の心を忘れず、過ごしていきたいと思います。
でもちょっとだけ、もう少しおいしいものを食べたいと思う私は、わがままなんでしょうか?
関連の体験記:ああ、見てしまった...私が介護する86歳の義母が、介護を手伝ってくれない義姉に「こっそりお金を渡す姿」
関連の体験記:「この前の、いくら残ってる?」ってお義母さん、息子の進学費用の足しにってくれたはずじゃ⁉
関連の体験記:「抱っこさせてくれるの?」名家に嫁ぎ、劣等感にまみれた私の前で、初孫を抱いて涙ぐんだ義母
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。