年間7000円が地味に痛い...習慣と化した「同僚の誕生日サプライズ」にモヤモヤ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女
年齢:40
プロフィール:派遣で働いています。夫と二人暮らしです。

年間7000円が地味に痛い...習慣と化した「同僚の誕生日サプライズ」にモヤモヤ pixta_32202333_S.jpg

私は40歳の派遣の事務員です。

部署は同世代を中心に30~50代の女性8人で仲も良く居心地は良いのです。

ただ、ひとつモヤっとすることがあります。

それはメンバーの誕生日、仕事中にサプライズでプレゼントを渡すことがもう数年続いていることです。

最初、ランチタイムに突然プレゼントを渡された時にはすごく嬉しかったのですが、最近はサプライズがエスカレートしてきました。

仕事中に突然拍手を始めたり、トイレから戻った時にみんなが立ち上がって待っていたりで、他部署から冷たい目で見られているように感じる時もあります。

フラッシュモブが流行った時には他の社員さんのいる前で披露したこともあり、とても恥ずかしかったです。

子どもじゃあるまいし、誕生日にはしゃぐアラフォーなんて...と思ってしまいました。

毎年のことなのでもはやサプライズではありません。

驚いたリアクションを取って「ありがとー!」と大げさに喜ばなければいけないことがだんだんプレッシャーにもなってきました。

そして、1回1000円のプレゼント代も7人分だと1年で7000円。

地味に痛い出費だと思ってしまいます。

本当に欲しいものがもらえるのであればいいのですが、趣味ではない香りの強いボディクリームや、あまり行かない店のギフトカードなどをもらった時は、微妙な気持ちになりました。

ポーチや高級チョコレート、ワインなら無難なのかもしれませんが、もらった人は嬉しいのかな」と悩んでしまい選ぶ側も大変です

こんな不毛なサプライズ、きっと誰もがやめたいと思っているはずなのに、誰も言い出しません。

以前、メンバーの1人が会社を辞めようと思っていると相談してくれた時に、こんなことを言っていました。

「でも、今年の誕生日プレゼントもらっていないから会社を辞めるなら誕生日の後がいいかな(笑)」

私も同じような気持ちです。

でも決して、みんなからのプレゼントがうれしいからではありません。

会社を辞めるのなら、せめて自分がプレゼントをもらってからではないと、これまでに払ったプレゼント代がもったいない...これが本音です。

ケチ臭いとは思いながらも、自分だけが損をすることは嫌だと思ってしまいます。

そして何より、サプライズプレゼントをやめようと言い出すことでメンバー内に波風を立てたくありません。

女性だけの職場で珍しいくらいに嫌なことやトラブルがない平和な職場なのに、不要な一言がきっかけで孤立したり、雰囲気が悪くなったりするのが怖いという気持ちを、誰もが抱いていると思います。

誰かが言い出してくれないかな、というのが本音ですが、その「誰か」には誰もなりたくありません。

今は、プレゼント代もサプライズを考える時間も、良好な職場環境を保つための保険代のようなものかなと割り切りながらも、ちょっとモヤモヤする日々です。

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