<この体験記を書いた人>
ペンネーム:umeyo
性別:女
年齢:45
プロフィール:フリーランスの私、娘3人、夫、夫の両親の7人家族。食事洗濯お風呂すべて共有の同居です。
結婚して17年目になります。
結婚当初は夫の祖母と義理の妹も同居していたので、マックス9人家族の時がありました。
その祖母は数年前に大往生し、義妹もお嫁に。
そんな環境の中、私は独身の頃から現在もフリーランスとして働いています。
朝昼晩と忙しい日もあれば、終日オフの日もある不規則な仕事。
こんな私の仕事を家族は理解してくれています。
中でも私を一番に理解してくれているのは義母です。
月に一度、私と義母はお互いの手帳を広げ打ち合わせをします。
翌月の私の仕事内容と娘たちの学校行事や習い事の把握をし、私や夫が手が回らない時は義母がサポートしてくれるのです。
まるでマネージャーのように!
愚痴も言わず引き受けてくれ、とても助かり...まさに感謝、感謝です。
とは言え、他人同士が一つ屋根の下で暮らしているのだから、悪いことも色々とあります。
私の場合、少しの不満は「ま、いっか」とスルー。
このスルースキルを使いこなして、大家族と生活してきました。
ですがここ最近...どうしても「ま、いっか...!?」となれない自分がいます。
塵も積もれば山となるの如く、私の中で処理できなくなりつつある出来事ができてしまったのです。
それは、「小学校に入学した末っ子と義母」のこと、です。
毎日の小学校生活にも慣れてきた末っ子の娘は、我が家のムードメーカー。
家の雰囲気を明るく賑やかにしてくれています。
私にとって、仕事から帰宅したあとに、娘の横へ行ってその日の「学校の話」を聞くのがとても楽しみです。
「今日の学校どうだった? 学校で育ててる朝顔咲いてる?」
「給食は完食できた?」
質問内容は他愛のないものです。
「咲いてるよ!」
「給食全部食べられたよ!」
うんいい返事をありがとう!...と思いたいのですが、実はこれを答えたのは「義母」。
私は「え!?」と思いながら「良かったね~...」と。
それだけではありません。
「そろそろお風呂入ろうか~」
テレビに夢中の娘に言うと「はいはい!」と義母が返事をし、下着とパジャマの支度を始めます。
そんなやり取りが毎日毎日。
さすがに義母に感謝しているとはいえ、じわじわと積もってくるストレスに気がついてきたのです。
先日このような場面に出くわした時、「現行犯の今だ!」と思い、つい義母に言ってしまいました。
「おかあさんに聞いてるじゃないんだから~、も~!」
オブラートに包んだ言葉で言うと、義母は「はっ!」と我に返り「あっ!」と開けた口に両手をあて、うんうんと納得していました。
ですが、その後も義母の過保護ぶり(?)は変わらず、次こそはガツンと言わなくはとその時を待ち構え、その時がきました!
「おかあさん! 〇〇(娘の名前)が返事の出来ないしゃべられない子になったり、自分で考えて準備できない子になっちゃうからやめて!」
...そう言っちゃいました!
でもやはり、いつも助けてくれる義母に、とても感謝しているので...
「もう一年生なんだから見守ってる感じでね」
そう、フォローのつもりでそう付け足しました。
義母はとても温厚な性格です。
代わりに返事をしていたのも、悪気があっての行動ではなく無自覚なのだということは十分承知しています。
だから「すぐには直らないんだろうな...」と思いつつ「でも言わなきゃ」だけど「義母を傷つけたくないな...」と、いつも自分の中で堂々巡りをしています。
この地味なモヤモヤをどうやり過ごすのかが「嫁としての試練」と思い、過ごしている今日この頃です。
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