「まさか心筋梗塞!?」パートの工場のラインを止め、うずくまる52歳の私を襲った「胸の痛み」の原因は...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:52
プロフィール:脳梗塞の夫と二人の子供と暮らす、働くお母さんです。

「まさか心筋梗塞!?」パートの工場のラインを止め、うずくまる52歳の私を襲った「胸の痛み」の原因は...⁉ pixta_54332263_S.jpg

私は52歳のパート主婦です。

食品関係の製造の仕事をしており、立ち仕事の上前傾姿勢で長時間いるため、慢性的な腰痛もちです。

ここ3年ほどは、ネットで探した近場の腕のいい接骨院に定期的に通って、どうにか腰痛の悪化を防いでいます。

ところがこの前、仕事中にとても痛い思いをしました。

腰痛ではなく胸の下、あばらのあたりの痛みです。

いつものように、いつもの作業を前傾姿勢で淡々とこなしていました。

一つの製品が作り終わり、次の製品に切り替わる間に準備をしつつ腰を伸ばして、次の作業に入って数分後。

食材を取るために、斜め後ろに右手を伸ばした次の瞬間。

「ぴきっ!」 っと左胸の下あたりに痛みが走りました。

痛みで身動きもできず、「うううっ!」と唸りながら、数分間その場で1人悶絶しておりました。

痛い場所が左胸の下だったため、「もしかして心筋梗塞!?」と半ばパニックになりかけましたが、じっとしているとほどなく痛みは引き、ほっと一安心。

もちろん、申し訳ないことにラインは一旦停止。

駆けつけた来た社員や同僚たちが心配してくれる中、「す、すみません、大丈夫です」と詫びを言って作業を再開。

しかし、すぐにまた今度は右胸の下が同じ状態に。

連続でラインを止めるわけにもいかず、歯を食いしばりつつ「ここが痛いの」と涙目で隣りの同僚に訴えると、「それ、もしかして、こむら返りじゃないの?」と一言。

そう言われれば、足がつった時のように、筋肉が固くなって盛り上がっていたような...。

そうこうしているうちに、痛みの波は引き、ほっと一安心。

後日、接骨院の先生に聞いてみると、やはりこむら返りだったようで、姿勢が悪いことが大きな原因ではないかということで、ストレッチの方法を教えていただきました。

運動不足や、筋力の衰え、肥満など様々な要因があるそうですが、私の場合はちょっと体重が増加気味だったことも原因のようです。

そこでダイエットにもなるかと思い、毎日ストレッチに励むことにしました。

ストレッチ方法は自己流で、名付けて、「背筋のびのび運動」。

まずは、立った時の姿勢が大切だそうです。

肩幅よりもやや広いくらいに足を開き、つま先と膝をまっすぐ前に向けます。

この段階で、私は軽い違和感を感じました。

知らず知らずのうちに歪んだ立ち方が身についてしまっていたようです。

まっすぐ立ったあと、両手を胸の前で合わせて、そのまま頭上高くゆっくりと上げていき、上げ切ったところで30数える。

でも私は、最初、腕が真上にあがらす、前に傾いた状態で10数えるのがやっとでした。

次に、頭上で合わせた両手を真横に開いていき、腿の横まで下げます。

この時、手の甲は腿側を向いていますが、その手の甲を背中側、背骨の中心に向かってペンギンのように90度くらいくいッと曲げます。

ここで、又、30数えてキープ。

ポイントは、限界点でキープすることです。

猫背になっていた胸をピーンと張った感じで、胸の筋肉が伸びるのを感じました。

呼吸の方法やタイミングは特に気にせず、自然な呼吸でOKです。

これを10回1セットで1日2回、お風呂上がりと、朝、起きたときにやってみたところ、2カ月後には自分でも分かるくらい姿勢が良くなり、職場の同僚に「え? やせたね! どうしたの!?」と驚かれました。

体重自体はそれほど変化はありませんが、猫背気味だった背筋が伸びたことで、たるんでいたお腹がひっこみ、胸を張る姿勢でバストアップして見えるためだと思います。

肝心のアバラのこむら返りは、今のところ起こっていません。

仕事の他にも、スマホやパソコン作業などで、今でもふと油断すると猫背気味になってしまうので、あの時のアバラの痛みを思いだして、背筋のびのび体操を続けています。

姿勢って、本当に大事ですね。

しみじみと実感した体験でした。

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