義母が楽しみにしている親族の食事会。でも、長男の嫁の私は「次男の奥さん」に会いたくないんです...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:45
プロフィール:家の片付けをしたところ、物の多さに自分で驚きました。食料品だけ買えば、今後、何年も困ることはなさそうです。

義母が楽しみにしている親族の食事会。でも、長男の嫁の私は「次男の奥さん」に会いたくないんです... 48.jpg

私は45歳、夫は44歳、10代の娘が1人います。

夫の実家は車で1時間程度の場所にあります。

義父の死後、70代前半の義母は一人暮らしをしていて、穏やかな性格の義母とは良い関係でお付き合いをしています。

しかし、最近憂鬱なことがあります。

義母には3人の息子がいて、夫は3兄弟の長男。

義母は息子たちとその家族を呼んで、みんなで食事会をしたいそうなのです。

3兄弟は、それぞれ結婚して子供もいます。

普段からみんな忙しくしていて、盆正月でもなかなか全員揃うことはありません。

久しぶりに息子たちと孫に囲まれて、楽しい時間を過ごしたいという義母の気持ちは分かります。

しかし私は、次男の奥さんAと会いたくないのです。

実はもう随分と前のことになりますが、私とAはあることがきっかけで仲違いをしました。

それは、義父が亡くなった時のこと。

当時、我が家は義実家から遠く離れた場所に住んでいました。

そのため、大病を患っていた義父の世話を必死にする義母を、夫に代わって義母の近くに住む次男が支えてくれたのです。

頑張ってくれた次男には、本当に感謝しかありませんでした。

義父がいよいよという連絡が入り、なんとか義父の最期に間に合った私たちは、次男夫婦に心からの感謝を伝えました。

Aが信じられない言葉を発したのは、その時でした。

「お義父さんの遺産は、うちが全部もらいますからね。そのために今まで頑張ってお世話をしてきたんだから!」

もちろん、そう言ったAの気持ちは分からないでもありません。

大変なことを次男夫婦に任せきりにしてしまったことは事実です。

しかし、義父が亡くなりそうというその場で、お金のためにお世話をしたと言い切ったA。

私には返す言葉がありませんでした。

どうぞお好きなようにとだけ、答えた記憶がかすかにあります。

私はそれ以来、Aとは一切の付き合いをしないと決めたのです。

夫や義母、夫の兄弟たちも同席した場での発言でしたが、その後Aのこの発言について、あえて口にする人はいません。

しかし誰も、Aの言葉を忘れてはいないでしょう。

義父を亡くした今、義母が望むのは息子と孫たちが幸せに暮らすことです。

そんな義母の願いを叶えるためには、私とAも食事会に参加するのが一番良いのでしょう。

しかし私には、Aがとても恐ろしい存在に感じられ、関わりたくはないのです。

義母を傷つけたくはありませんが、私はAとの付き合いをしてくのは、やはり難しい気がします。

そのため、食事会への参加は何とかして断りたいと思っています。

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