<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女
年齢:42
プロフィール:小学生の子供が二人いるパート主婦です。
車で2時間程の距離で一人暮らしをしている父(68歳)が長期入院することになりました。
毎年母の命日とお正月に顔を合わせるだけの関係ですが、身内は私だけ。
入院中の振込等の手続きを任せられました。
父の通帳を預かるのは初めてです。
父は働き者で、年金もそこそこもらっていると自慢していましたし、定年後、年金を受給できるようになってからも再就職して働いていたので、金銭面は心配はないかな...と思っていました。
でも...、いろいろと裏切られることになってのです。
まず年金額。
実際は、父に聞かされてきた額の7割ほど。
見栄をはったのか教えたくなかったのか、金額が違ったんです。
まあ、これはまだかわいい方。
その他に謎の引き落としが多数あるのには驚きました。
どうやら携帯電話を契約する際に、電力とインターネットをまとめて払うプランに加入したようなのですが(ここの記憶も曖昧なようです)、その引き落とし額が1万円程。
そこに携帯代も入っているのかと思ったら、携帯の契約は別だったようで、別口で8000円程引き落とされていました。
そもそも、インターネットなどほとんど使わないのだから、電気代だけ払う方が安いはずです。
また、肝心のインターネットも使っていない様子...そもそもインターネットへのつなげ方がわからないまま放っておいたようです。
携帯代もほとんど使っていないのに、かなりの金額でした。
父なりに安くしようとしたのか、それとも契約の際に言われるままに申し込んだのか?
どちらかわかりませんが、無駄というかなんというか...。
さらに、電子マネーで毎月8000円の支払いがありました。
これも契約内容が曖昧なようで、なにを払っているかわからないそう。
どこかのアプリに課金しているのかとも思ったのですが謎です。
その他にもよくわからないクレジットカードの支払い等、詳細不明の引き落としは月4万円程ありました。
これらも何故引き落とされているのか見当がつかないといわれました。
収入が十分あれば、これらも笑って「高齢者あるある」なのかなと思えるのですが...
父の場合、まったく笑えないことも発覚しました。
なんと銀行のカードローンと消費者金融への借金があったのです。
返せない額ではないのですが、合計で毎月返済額が5万円ほど(!)。
この返済はさすがに年金だけでは苦しいはずで、だから定年後も頑張って働いていたのか...と愕然としました。
そして、そもそも私に通帳を預けてきた理由は、入院中に、消費者金融への返済を頼みたいから......というものだったのです。
そうなると、前述した「無駄な、謎の引き落とし」を放っておくわけにはいきません。
これらを整理すれば、おそらく2万円以上は固定費を削れると思います。
ですが父が退院後、これらをひとつひとつ整理しなければならないのかと思うと、頭が痛いです。
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