<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:会社員の夫と高校生、中学生の子供2人の4人家族。息子が「プロゲーマーになる」と言い出し困っています。
我が家には高校2年生の娘と、中学3年生の息子がいます。
夫(46歳)がゲーム好きだったことから、子ども達も幼少時期からゲームで遊んでいました。
特に息子はゲームが得意で、小学校低学年からどんどんのめり込んでいき、誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントには、ゲーム関連の物を欲しがるようになりました。
私達は同じ建物内に義父(70歳)と義母(67歳)も住んでいて、私の実家もさほど遠い距離ではないので、プレゼントは一度に私達、義父母、私の父(73歳)と母(71歳)から貰えます。
しかも、義父母も私の両親も孫には甘く、息子からお願いされると高額な物でも買ってあげてしまいます。
私が息子の年齢を考えるとまだ早いのでは......と反対しても、ゲーム好きの夫や義父母、両親の耳には入りません。
高学年になると本格的になり、今ではオンラインで世界各国の人達とゲームで交流をしているようです。
我が家は3階建てで、1階が義父母が営んでいる食堂、2階が義父母と義兄の居住スペース、3階にある2部屋が私達家族の居住スペースなのですが、3階は狭いため子ども部屋はそれぞれ2階にあります。
夕飯やお風呂は3階で済ませ、団欒し終えると子ども達は2階の自分の部屋に行ってしまうので、私はその後の様子は分かりません。
娘の話だと、息子は夜中までオンラインで会話をしながらゲームをしているようです。
子供達は、私立の中高一貫校に通っているので、コロナで休校中はオンラインの授業を受けていました。
息子はこのオンライン授業以外の大半の時間を、ゲームに費やしているようです。
外出も出来ないし、仕方がないかなと思っていましたが、先日息子と夕飯時に学校の話しをしていたら、こんなことを言い出しました。
「俺はプロゲーマーを目指しているから、今の学校の高等部には進学しない!」
突然の宣言に夫婦揃って絶句。
「将来の夢を持つことは良いけれど、誰もが簡単になれるものではない」
夫が諭しましたが、息子は聞く耳をもちません。
「お父さんはいつも、やりがいのある仕事がしたいって言ってるじゃん。俺にとってゲームはやりがいのあることなんだよ。だからそれを仕事にしたいんだ」
息子が反撃すると......夫は無言。
これは、私が言うしかありません。
「途中で考えが変わっても、やり直せるように高校は普通に行きながら、技術を磨けば?」
「プロゲーマーのピークは早いんだよ。時間を無駄に出来ないから、高校はゲームの高校に行きたいんだ。その高校なら高卒の資格も取れるし、今の学校は中学で辞める」と、一歩も譲らないのです。
中高一貫校に通っているのに、本当に高等部にいかないつもりなのでしょうか......。
息子の進路問題、これから荒れそうで頭を抱えています。
関連の体験記:恥ずかしながら涙ぐんだ60歳の私。2浪した上に大学院に進んだ一人息子が27歳で社会に出た意外な経緯
関連の体験記:「孫を預かったなら、しつけもしてください!」息子の嫁の理不尽な言い分に抗議したら電話を切られ...
関連の体験記:「もう離婚だね!」罵りあった夫婦ゲンカの翌朝、息子が用意した「ある仕掛け」
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。