「世話になってる人間がなんで金払うねん!」姑が怒り狂った「高額の酒代」請求問題/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。

今から36年以上前の、結婚当初のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:大声で嫁の悪口をリピート...姑の「連日の長電話」を聞かされ続ける地獄

「世話になってる人間がなんで金払うねん!」姑が怒り狂った「高額の酒代」請求問題/かづ pixta_28818853_S.jpg

私は姑が北海道や九州に連日長時間電話しまくっている事を夫に訴えた。

夫は絶句していたが、だからと言って姑に意見する事は無く、姑の長電話はその後も数日続いた。

我が家に来てから数日が経った頃、姑は退院後の診察に行った。

病院へは往復タクシーで行くからと言う事で、姑は舅と二人で受診に行った。

帰宅した姑は、本当か嘘かわからないが

「まだ自宅での生活は無理やから世話になれるのなら息子んところで見て貰ったらって言われた」

と言っていて、心底ガッカリした。

舅姑が我が家に来てから1ヶ月が過ぎた頃、姑御用達の酒屋が集金にやって来た。

ビールを瓶ビールで数ケースに、ウイスキーのボトルが数本。

請求書には数万円の金額が書かれてあった。

姑に集金だと声をかけると

「払っといて―!」

とリビングから大声で言うだけで玄関口まで出て来ない。

リビングまで行って姑に集金額を伝えると

「払っといてぇな!」

と言うばかりでテレビを見続ける。

そんな持ち合わせも無いし、てっきり姑が払うものだと思っていたので納得がいかない。

「これ、お義母さん達が飲んだんですよね?」

と言うと

「ここの家で飲んだんやからアンタらが払うに決まってるやん!
 ここで世話になってるんやから、なんで私らが払うんよ!
 私らが払うんやったら世話になってる意味があらへんやないの!」

と姑は当然の事の様に言う。

酒屋を待たせたままなので、玄関まで行き

「ウチでは飲まないんですが、姑が自分達が飲むのに注文したんです。
 てっきり姑が払うもんだと思っていたんですけど...。
 すみません。持ち合わせが無いのでまた来て貰えますか?」

と言って、少し困った表情の酒屋には帰って貰った。

リビングに戻ると

「アンタ払わんかったん!?
 なんちゅう恥ずかしい事してくれたんや!
 今まで長年あの酒屋を使ってて、支払いが滞った事なんかなったのに!
 ホンマにアンタは恥ずかしい事をしてくれるわ!」

と姑に怒鳴られ
「でも無い物は払えませんから。
 それに私も夫も飲みませんから、ウチで払うもんやと思いませんでしたから」

 と答えると

「そやからここで世話になってるんやからここが払うもんやろ!
 息子の所に世話になって金払うなんて聞いた事ないわ!」

と姑は怒り狂う。

でも本当に無い物は払えない。

その夜に再び酒屋の支払いの事を夫に報告したが、夫は話の内容よりも連日のように私から姑の愚痴を聞かされる事にうんざりしていたらしく

「そしたらおふくろに払ってくれって言えよ!
 いちいち僕に聞かさんとってくれ!
 家の事は家で解決してくれよ!」

と言い、私と口喧嘩になった。

「そしたらどうやって払うんよ!?
 この家宛の請求書やねんで!?
 お義母さんらが飲んだからって、本人が支払わんかってもここに配達されてんのやから、支払いの義務はこっちにあるんやで!?
 誰が飲もうがどうしようが、ここからの注文でここに配達されてんのやから、ここに請求が来てんねんやん!」

そう言う私に向って夫はこう言った。

「かづが面倒見ますって言うたんやろ!?
 僕関係無いやん!」

開いた口が塞がらないとはこの事だった。

自分の親の世話をして貰っといて自分は関係無いだと?

「かづが見ますって言うたんやから、かづが帰って欲しかったら帰ってくれって言うたら?
 だから僕聞いたやろ?どうする?って。
 自分で決めた事やん。僕関係無いやん」

舅姑が我が家で生活する事に関して、夫は本気で自分は関係なく、嫁が決めた事だから嫁が全責任を負うべきだと思っていたのだ。

これにはもう怒りを通り越して脱力した。

数日後、再び酒屋が集金に来たが、その際も姑は室内にいたのに無言で返事もせず当然玄関口にも出て来ず。

酒屋からは

「お支払いして貰わんと困るんですけどねぇ」

と玄関口で何度も言われ、隣近所の奥さん達が戸を開けて様子をうかがいに出て来た。

「明日払います...。」

と言う私の言葉で渋々納得したのか

「明日絶対お願いしますね!」

と言って酒屋は帰った。

それと同時に様子見で出て来ていた奥さん達の家の戸がパタンと閉まった。

マンション購入で全財産はたいてしまってから、貧乏ながらも内職をしながらコツコツと貯めた貯金から、酒屋の支払い分だけおろして来て翌日支払った。

もう次は払って貰えないと感じたのか、今残っている酒が無くなったら困るとでも思ったのか、舅姑の酒量は減った。

最初は同居するのも2~3日との話しだったのが、気が付けば2ヶ月が経っていた。

続く

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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