<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:会社員の夫と高校生、中学生の子供2人の4人家族。義父母とは半同居しています。
結婚して20年、高校2年生の娘と中学3年生の息子がいます。
夫(46歳)は会社員ですが、義父(70歳)と義母(67歳)は食堂を営んでいます。
夫の実家は3階建てになっていて、1階が店舗、2階が家族の居住スペース、3階は広いベランダと賃貸用に2DKの部屋があります。
以前は3階の部屋は他人に貸していたようですが、私達が結婚する頃は、店を継いでいる夫の双子の兄が部屋を使っていました。
結婚前、私たちは夫の実家の近くに部屋を借りようと話していたのですが、夫が「家賃がもったいないから」と義父母に相談し、義兄が使っていた3階で新婚生活を始めることとなりました。
義兄は当初、2階の部屋に移動してくれるという話だったのですが、部屋の荷物の移動が面倒だから、私達に子どもが出来るまでは移動しないと言い出しました。
前々から決めていたことを覆され、驚きを隠せません。
「話しが違うから、他に部屋を借りて住みたい」
夫に不満をぶちまけました。
すると、夫はすぐに義父母には話したようで、義母から「お父さんと家族が増えたらリフォームして、ベランダを居住スペースにして広くしようと話しているから安心して」と言われました。
私はその言葉を信じて、3階の一部でそのまま住むことにしたのです。
義兄は私達が住み始めるとしばらくして、部屋を移動してくれましたが、2人の子ども達が生まれて大きくなると...窮屈でたまりません。
娘が小学校入学にしたのに、勉強机を買ってあげたくても置く場所がないのです。
さすがに夫も「リフォームしないと」と思ったのでしょう。
義父母に話しをしましたが、「2階の使っていない部屋を使えばいい」と言われ、リフォームの話しはうやむやにされました。
仕方なく、子ども達が各自2階の1部屋ずつを使えるようになりましたが、2階と3階を行ったり来たりするのは色々と不便です。
それでも我慢して数年過ごしましたが、私が階段を踏み外し怪我をした時に思い切って、義母に「リフォーム計画」はどうなったのか聞いてみました。
すると義母はこう話しだしました。
「リフォームのことは、私もお父さんも考えてはいるんだけど、ベランダには友達を呼んでバーベキューをしたり、花火大会の打ち上げ花火を見たり、プール遊びをしたりと楽しく色々な思い出があるから、なかなか踏ん切りができなくてね......。それにお父さんもそろそろ体力的にお店も無理になってくるだろうし、そうしたら2人で老後は色々と旅行に行ったり楽しみたいと思っていてね」
要するにリフォームをしたら老後の自分達のお金が減ってしまうと遠回しに言っているのです。
口では「リフォームする」と言いながら、実際には全くする気がなかったんだ! と驚くやら頭にくるやら......。
義父母へのイライラが止まりません。
関連の体験記:「なんで最期に来てくれんかったんや!」と泣く父。母の死後、薄情だった母の実家とどうつきあう?
関連の体験記:5歳と8歳の孫を私に預け「記念日ディナー」の娘夫婦。共働きで子供と触れ合う時間が少ないのに...
関連の体験記:すべての会話に「うるせー」「バカ」。結婚15年、仲が良かった主人が豹変した哀しい理由
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。