気管支喘息の持病を持つ53歳・派遣社員の私が微熱に。「コロナ疑い」で自宅待機になってしまい...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:夢乃
性別:女
年齢:53
プロフィール:社会人になる二人の子供を持つシングルマザー。やっと子供たちが手を離れた矢先に母を引き取ることに。

気管支喘息の持病を持つ53歳・派遣社員の私が微熱に。「コロナ疑い」で自宅待機になってしまい...⁉ 48.jpg

派遣社員として働いている私は、気管支喘息持ちです。

毎年2月から5月ごろの季節の変わり目にあたる時期に必ずといっていいほど発作を起こしてしまいます。

通常であれば、3日もすれば症状が弱まり、出勤できるようになります。

しかし、今年は事情が違いました。

新型コロナウイルスの影響で、社内でも検温・手洗い・うがいが徹底され、座席についても対面にならないように工夫をし始めたところでした。

そして4月に入り緊急事態宣言が発令された中、気を付けてはいたのですが、忙しい中花粉症も同時に発症し、体力と免疫力が落ちかけていた週末、とうとう微熱を出してしまいました。

その頃の基準では37.5℃の微熱が続く場合......とありましたが、気管支喘息の持病がある私は37.2℃の時点で会社に相談したところ、念のため休むようにといわれました。

不安だったのでさらに保健所へ相談したところ、基準値は超えていないものの3日間微熱が引かなったため、帰国者感染者相談センターへ連絡するようにいわれました。

さっそく連絡をしたのですが、午前中から電話の前に陣取り何度リダイヤルをしてもなかなか繋がらないんです。

朝10時に電話をかけ出して午後2時にやっと繋がり、そこで聞かれたことは海外への渡航はあったか、周囲に感染者はいるか、糖尿病や肺などに疾患や持病はあるかなどなど。

もちろん海外なんて行くわけもなく、通勤で電車には乗るけれど、自分の知る限りでは海外へ渡航した方も、また感染した方も知り合いもいません。

でも、例えば通勤電車の中に陽性の方がいたのかどうかは分かりません。

私自身は気管支喘息の持病があるけれど、他の疾患は特にないと素直に答えると、PCR検査の対象外と言われ、一般のかかりつけ医院に行くようにとのことでした。

再度かかりつけ医院に電話で相談をしたところ、薬の処方はしてもらえるというので薬をもらいました。

そして、微熱が続いているので可能性はゼロではないため、会社にも報告して指示を仰ぐようにとのこと。

そこで、会社へ再度相談。

私は病院から自宅待機の指示を受けたので、その場合はやはり会社側としても自宅待機してほしいとのことで...

私は2週間の自宅待機をすることになってしまいました。

実は私は4月から新しい職場に就いたばかりで、研修中の身です。

だから、この2週間の自宅待機はもの凄く辛い状況でした。

でも幸い自宅待機後に別の部署での仕事を紹介してもらえたので、無職にはならずに済みました。

これを書いている時点で、自宅待機の期間は過ぎたのですが、業務自体が新型コロナウイルスの問題もあり、始動していません。

正社員で勤続年数が長ければ有給などが使えるのだと思いますが、それもないため収入がない状態です。

保険も加入したばかりなので、傷病手当が受けられるかも定かではなく、あの時微熱を隠したまま出勤を続けたほうが良かったか......と悔やむときもあります。

咳と喘息の症状はありましたが、報道されているような味覚や嗅覚がない、呼吸が苦しい等はありませんし元気でした。

ですが「可能性がゼロではない」場合は自宅待機するしか選択肢がなかったのです。

緊急事態宣言が解除されても、すぐに元通りというわけではありません。

収入が減り、先行き不透明な中、不安だけが育っていきます。

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