<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みぃや
性別:女
年齢:47
プロフィール:10年ほど前、急病でICUに5日間入院。実家で療養することに。現在は両親と縁を切っています。
10年程前、私は急病で大きな病院に搬送されました。
ちょうどシルバーウィークのころでした。
ICUを出た後はベッドの空きがないなどの理由で、実家の両親が面倒を見るからと4、5日、実家に帰って療養することになりました。
両親もまだ働いておりましたので、休みが終わる前日に、私の家のある札幌まで車で2時間半かけて送ってくれました。
その時、いらないと断ったのに、お米を2袋(30キロ入りの袋です)持ってきて、私の家のキッチン収納に無理やり父が押し込もうとしていました。
キッチンはきちんと片付けていました。
ただキッチン収納がじゅうたんとキッチンマットの下敷きになっていただけなのですが、父は「なんでこんな汚いことするんだ!」とキレだしました。
そして一人でじゅうたんやキッチンマットをはがそうと暴れだしたのです。
それを見ていた私は、まだ幼かったころを思い出してしまいました。
激しい夫婦喧嘩を何度も目にしたことはありました。
しかし流石に夫婦げんかで食器が宙に飛び、母が父に引きずりまわされて殴られ蹴られの時は、お母さんが殺されちゃうんじゃないかと怖くて、思わず110番を回しました。
でも、もっと怖くなってつながる前に切りました。
すると、折り返し警察から電話がかかってきて、「どうされました?」と聞かれたのです。
父はまだ逆上中でしたので、警察を呼んだりしてこれ以上大ごとになるのは大変だと思い、「なんでもないです」と言って電話を切ったのです。
その刹那、「お前今どこ電話してんだ!」と怒りの矛先が私に。
私は、間違い電話だったとうそをつき事なきを得ましたが、母はまだ暴行から解放されておらず、暴力的な父にほとほと愛想が尽きました。
そんな昔のことを思い出したものですから、私は怒りが抑えきれなくて、「そういうところが嫌なんだよ!」とキレ返してしまいました。
すると、父が思いっきり私の髪の毛や腕を引っ張り、引きずりまわしてきたのです。
母は父がある程度落ち着くまで黙ってみているだけでした。
私が抵抗するのをやめ、一通り父の思うがままの暴力を受け終わって落ち着いてくるまで、母は「やめて」と一言いうどころか、父の暴力を黙認していたのです。
その時は、「なんでお母さんは私を助けてくれないんだろう」と思いましたが、今考えれば、母も父の暴力を怖がっていたんだと思います。
それだけ父の暴力は半端ないんです。
あれ以来父とは顔も合わせたくなく避けています。
親戚のお葬式で何度か会うことがありましたが、一言も口をきいていません。
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