<この体験記を書いた人>
ペンネーム:秋桜
性別:女
年齢:65
プロフィール:ウォーキングを始めました。毎朝早起きをして頑張っています。
現在65歳で、68歳の夫と一緒に二人で暮らしています。
36歳の息子と34歳の娘がおり、息子には4歳と1歳の女の子、娘には5歳の男の子と2歳の女の子と、4人の孫たちに恵まれました。
孫は目に入れても痛くないとは本当のことで、4人の孫たちは、みんな本当に可愛いです。
幼かった時の子どもの姿と重なり合って懐かしく感じたり、おばあちゃん大好きと言ってくれたり。
この歳まで生き、孫達に出会わせてもらえて、本当に息子夫婦、娘夫婦には感謝しています。
ただ、どうしても、娘の孫の方が可愛いと思ってしまう気持ちがあります。
娘は里帰り出産だったので、孫が産まれたときから見ています。
家も車で30分という距離で、1カ月に2回は会います。
孫二人もとても私のことを好きでいてくれて、家に来る度「おばあちゃん!」と抱きついては「大好き!」と言ってくれたり、お手紙を書いてくれたり。
料理も「美味しい!」と言って食べてくれ、帰る時には「まだ遊びたい!」と駄々を捏ねてくれます。
一方の息子の方の孫は、車で一時間の距離で会うのは年に2~3回程度です。
照れ屋さんのようで、遊びに来てもお嫁さんにべったりで、私たち夫婦とは会話がありません。
トランプやすごろくを出してきて、一緒に遊ぼうといっても首をふります。
おもちゃを買っておいても一緒に遊ぶのは息子かお嫁さん。
お洋服を買っても一言も感想もなく受け取るだけ。
息子もお嫁さんも「ありがとうは?」などと促しますが、むすっとしたままです。
息子も娘も人見知りだったので、孫の様子が当時の二人に重なり、かわいいな、と思います。
しかし、一方の娘の孫は「うわぁ! ありがとう! 嬉しい!」と弾ける笑顔で喜んでくれます。
その姿を知っているだけに、息子の孫も喜んでくれればなぁと期待してしまっている自分がいます。
そう、気づけば孫たちを「比較」しているのです。
息子と娘に愛情の差はありませんでした。
二人ともどちらも可愛い子ども達でした。
しかし、孫たちにはどうしても愛情に差が出てしまっています。
もし4人の孫たちを助けなければならない状況になれば、私はきっと、娘の孫から助けてしまいます。
優先順位をつけてしまっているのです。
酷いおばあちゃんだなぁと自分を責めてしまう一方で、自分を好いてくれる人の方を好いてしまうことは人間として当然の反応じゃないか、と自分自身を擁護してしまう考えもあります。
夫にも友人にも相談できず、息子の孫に会うたびに胸が苦しくなります。
孫たちを平等に愛せない自分が嫌になってしまい、モヤモヤが募ります。
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