更年期で注意してたけど...何をしても改善しない「疲れ」。会社の健康診断でわかった意外な原因は...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ワンタック
性別:女
年齢:52
プロフィール:息子が1人いる主婦です。自転車と電車で通勤しフルタイムで働いています。

更年期で注意してたけど...何をしても改善しない「疲れ」。会社の健康診断でわかった意外な原因は...⁉ 38.jpg

更年期障害が発症するといわれる歳になると、私もホットフラッシュや不眠、肌がザワザワする感覚が頻繁に起きるようになりました。

幸いなことに婦人科に相談し、ホルモン剤を処方されると、更年期の嫌な症状はあっという間に治りました。

それから快適な生活が続いていましたが、いつからかすごく疲れやすくなっている自分に気が付きました。

歩くだけでぐったり、地下鉄の階段を登ると息が切れ、階段の途中で休まないと地上まで登れないような状態が続きました。

起床時から疲れているので、家事をするのがとても億劫で、掃除も手抜き、料理はスーパーのお惣菜ばかり......。

この荒れた生活を自己嫌悪し、さらに疲れる悪循環に陥っていました。

インターネットで検索すると「疲れ」は更年期の症状でもあるため、これは更年期障害の新しい症状かもと考えました。

そこで、病院から処方されている薬のほか、更年期障害を緩和する漢方を飲み、疲労回復にはニンニクや健康ドリンクなど、「疲労回復」と聞けば何でも試しました。

ですが、一向に良くなりません。

心の病も疑いました。

不思議なことに、疲れが始まってからなぜか野菜が無性に食べたくなり、毎日野菜だけは山ほど食べるような草食生活をしていました。

自分では更年期障害だと思っていたので、婦人科に薬を貰いに行くだけで、心療内科に通うなんて考えもしませんでした。

そんな疲れた草食の日々の中、会社の健康診断がありました。

血液検査、心電図、胸と肺のレントゲン、血圧、視力聴力、身長体重、最後に問診を行う一般的なコースです。

様々な検査をするわけではないので、この疲れの原因が判るわけはないと思っていましたが、一応最後の問診時に医師に疲れについて相談しました。

「血液検査の結果が出てないので何とも言えないが、それ以外の検査は特に問題ない。年齢的なものもあるかもしれない」

そう教えてもらい、悪い病気でなくて良かったと少しホッとしました。

しかし数日後、郵送で送られてきた健康診断の結果を見て驚きました。

「要精密検査」とマークされている箇所があるではないですか!

健康診断の結果は何年も全て標準値だったので晴天の霹靂でした。

要精密検査の内容は「貧血」です。

貧血?

貧血なんて色白のか弱い女性の病気だと思っていた貧血?

どちらかといえばカッカしがちで「血の気が多い」と思っていた私が貧血? 

貧血気味だなんて今まで一度も言われた事はありません。

健康診断の結果を持ってかかりつけの病院で再検査をした所、やはり極度の貧血と結果が出ました。

「ひどい貧血で、体の中が酸欠状態になっているようなものです。疲れて当然。突然フラッとしないように注意してください。」

担当医からそう言われて、自覚がなかっただけに驚きました。

しかし処方された鉄分を飲んだ所、少しずつあの疲れが無くなってきました。

朝起きても疲れていない、地下鉄の階段も休まず登れる! 家事も普通にできるようになりました。

そして毎食異常に食べていた野菜も食べなくても良くなりました。

今まで「異常なし」の検査結果のみで「どうせ健康診断に行っても結果は同じ」と、思っていた会社の健康診断ですが、受けていたおかげで救われました。

時間ばかり掛かって面倒な健康診断ですが、サボらずに行って良かったです。

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