この激痛が「軽い」ですって⁉「腰の骨が折れた」とすら思った私が診断された「軽いヘルニア」奮闘記

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ワンタック
性別:女
年齢:52
プロフィール:中肉中背、運動は犬の散歩程度。フルタイムで働き、休日はテレビの前から動きません。

この激痛が「軽い」ですって⁉「腰の骨が折れた」とすら思った私が診断された「軽いヘルニア」奮闘記 37.jpg

3年前の冬の朝、畳んだ布団を押し入れに仕舞おうと持ち上げた途端、腰に激痛が走りました。

余りの激痛に立ったまま前にも後ろにも動けず、座ることもできず、声も出なければ息をするのも怖いくらい。

「腰の骨が折れた」と思いました。

家族は誰も居らず、一人で冷や汗をかいて直立不動でどうする事も出来ずにいましたが、このままではどうしようもないため、意を決し少しずつ動いてやっと座ることができました。

数時間でだいぶ痛みが落ち着いたので、病院に行きMRIで調べたところ、軽いヘルニアだと言われました。

あの痛みを「軽い」という先生の表現に驚きました。

「薬を飲めば治まると思う。これで収まらなかったらコルセットをしましょう」

そう言われ、少し安心はしましたが、これからコルセットのお世話になる事を覚悟しました。

処方された薬を飲むと確かに腰の痛みは治まりました。

「これならコルセットは必要ないかも」と喜びましたが、なぜか右臀部の鈍痛と右足太もものしびれはなかなか取れません。

あの激痛の前触れかもしれないと思い、薬を飲みながら腰を庇い、重いものは分割して持つなど恐る恐る生活をしていました。

ですが「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったものです。

処方された薬を飲み切る頃には腰の痛みも右臀部の鈍痛も足の痺れもなくなり、いつの間にか普通に生活に戻っていました。

そんなある日、洗濯物が入った籠を持ち上げると腰に鋭い痛みが走りました。

「やばい! また来た!」

ゾッとして冷や汗が出ましたが、あの日のような激痛ではなかったため、恐る恐る腰を伸ばすと違和感はありますが、なんとか普通に動けました。

しかし、また右臀部の鈍痛と右足の痺れが再発し、病院に行くと「どこにも明らかな原因がないのでヘルニアの影響でしょう」と言われ薬を処方されました。

この右臀部の鈍痛と右足の痺れは長引きました。

何をしてもズーンとした鈍痛、ジッとしているとジーンと痺れる右足、薬を飲んでも完璧に治らないため、腰痛よりも質が悪くイライラして精神的にもきついものでした。

このせいで家族への八つ当たりも多くなり、家事も手抜きになってしまうため、なんとかしないといけないと、鈍痛や痺れを感じたらすぐに気分を変えるように意識しました。

鈍痛や痺れを感じたらすぐに好きな音楽を聴いて一緒に歌う、お気に入りの番組を見て大笑いする、大好きな買い物に行くなど徹底して好きな事に没頭! 

この鈍痛と痺れを忘れるようにすると、自分でも不思議なのですが、鈍痛と痺れを感じないようになりました。

私が腰痛になった場合、腰の痛みと、痛みが終わった後のもっとイライラする鈍痛と痺れがセットで付いてくるので、予防には気を付けています。

冬は厚めのレギンス、タイツを履いてから更に厚めの靴下を履き、貼るカイロは背中とお腹にサンドイッチ貼りをします。

首を冷やすと良くないというので足首には靴下、手首には長い手袋、首にはハイネックかマフラーやスカーフ、家ではタオルを巻きます。

冬以外でも足首、手首、首は意識して冷やさないように工夫してから、今のところ腰痛は起きなくなっています。

でも、たまに腰に痛みや違和感がでるので、その時は無理をせず、ゆっくり動き、重いものは持たないように生活しています。

それでも時々あの激痛を思い出し、怯えた生活をしています。

医師の言う「軽いヘルニア」が完治する日は果たして来るのでしょうか......。

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