<この体験記を書いた人>
ペンネーム:のんのん
性別:女
年齢:52
プロフィール:義両親と同居して農業を手伝っている52歳の主婦。
北関東の田舎町で、嫁ぎ先の農業を手伝っています。
夫は勤めに出ていますが、義両親が農業を営んでおり、二人がやめると言うまでは一緒に農業をやろうと思っています。
義両親とは同じ敷地内で別々に暮らしていましたが、義父が80歳を迎えた去年、私達の家をリフォームして今年から同居を始めました。
リフォームするにあたり、義両親の希望を入れて玄関に広めの土間を作りました。
この辺では玄関土間を広くとって、そこでお客様とお茶飲みができるようになっている農家が多くあります。
義両親もその生活に慣れていたので、続けたかったのだと思います。
私も人が来てくれる賑やかな雰囲気は好きなので、希望が出たときは是非にと思いました。
しかし、この頃ではやめれば良かったかな? とちょっと後悔するときがあります。
なぜなら、80歳になる義母が誰かれ構わず家族のことをあけすけに話してしまうからです。
夫の勤め先での内輪話から、孫(私達の子供)の恋愛事情まで何でもござれ。
ジャンルは問わず、思いついたままに話してしまいます。
特にギョッとしたのが、先日、義妹の同級生が仕事で来たときでした。
仕事が終わっていつものように土間でお茶飲みになると、義母は義妹の近況報告からスタートして家族の話を始めました。
聞き手も上手だったのでしょうが、ノンストップです。
お茶を運んだあとは別室に引き取りましたが、義母は声が大きいので丸聞こえ。
「うちの嫁は待機電力ってのまで気にして節電してるんだよ」
「細かい計算がうまいのよ」
褒められているのか、けなされているのか......まぁ笑って聞けます。
でも、孫(私の子供)の事に話題が及ぶと、「やめて」と突っ込みたくなります。
「男の孫の方はいつも(付き合ってる)女の子がいたんだよ。高校のときの子は、いい女の子だったんだけど、振られちゃったんだね。片方が大学生になって、片方は社会人じゃダメなんだろうねぇ」
「女の孫の方は、恋愛したくないけど結婚したいんだって! 何だか履歴書送って紹介してもらっているみたい」
などなど、赤裸々過ぎる話を大きな声で話す義母。
飛び出して行って口を塞ぎたくなりました。
子供たちが知ったときのリアクションを想像してゾッとしながら、「それくらいで止めてくれ」と祈ったものです。
夫は義母のそんなところに慣れているのか、愚痴をこぼしてもニヤニヤして聞いています。
だけど私は気になって仕方ありません。
お客様と楽しく話をしているのに咎める様な事は言いたくないのですが、何だか私たちが晒し者にされているような気がします。
「家族の話はやめて下さい」と言いたくてモヤモヤしています。
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