<この体験記を書いた人>
ペンネーム:たのん
性別:女
年齢:65
プロフィール:孫と遊ぶのが生きがいの元気なおばあちゃんです。現在、新型コロナの影響で自粛生活中です。
65歳の主婦です。
子育てが終わり、今は69歳の夫とのんびり過ごしています。
私の楽しみは、なんといっても9歳と5歳の孫の成長。
同じ市内に住んでいるので、何かと理由をつけて会いに行ったり、遊びにきてくれたり。
孫との時間が生きがいになっています。
でも...今は全く会えていません。
理由は、猛威を振るう新型コロナウイルス。
高齢者である私たちはリスクが高いので、孫に会うのも控えていました。
緊急事態宣言が終わっても、やはり以前と同じようにとはいきませんものね。
すぐ会いに行ける距離なのにとても辛いです。
孫たちも学校、幼稚園が休みで退屈をしているので、こんな時こそ一緒にいたいのに、もう3カ月も会えていません。
上の子の学校行事のときや、娘が体調が悪い時など、留守番を頼まれればすぐに駆けつけていました。
孫たちの元気に負けないように、毎日体を動かすことも心がけ、健康診断もしっかり受け、健康には十分気を付けていました。
自分の体は健康なのに、会えないのはとても苦しいですね......。
解除された今でも、感染者が出ているという事実がある以上、「リスクの高い高齢者との接触は控えるべき」と言われることは、理解はしているんです。
しかしその間に、私の年齢も進んでしまいます。
以前のように、一緒に遊んだり、お出かけできる日が来るのか、一気に老いが進んでしまいそうなくらい不安に襲われます。
気を紛らわそうと、孫たちに手作りの布マスクを作りました。
以前は、マスク1枚でも自分で届けに行っていたことでしょう。
今回は、郵送で送りました。
でも...なんだか気を紛らわすどころか、かえってむなしくなってしまいました。
いつまでも、塞ぎこんではいけないと思い直したその時に、うれしい出来事が!
孫から、テレビ電話がかかってきたのです。
なにより、私が作ったマスクをして電話をしてきてくれたのです。
ラインでのやりとりはしていましたが、元気な姿をみるのは久しぶり。
なんてかわいいのでしょう!
上の子に関しては、現在の状況をよく理解できているようで「おばあちゃん、お散歩くらいなら外に出てもいいんだよ」「外に出たらちゃんと手を洗ってね」と私達を気遣ってくれます。
その後も、お手伝いで作った料理の画像や、お絵かき、粘土などの画像、下の子の寝姿など頻繁に画像や、動画をライン送ってくれて「運動した?」「手を洗った?」と必ず私達を気遣う一文を入れてくれる孫達。
娘が「おじいちゃん、おばあちゃんにラインすれば?」と言ってくれてるのかもしれませんが、孫も窮屈な生活を送ってくれる中、優しい気持ちにジーンと胸が熱くなります。
また、元気に孫と会えるように、今は踏ん張り時ですね。
私のように、孫に会いたくても会えないおじいちゃん、おばあちゃんはいっぱいいると思います。
もう少しの我慢です。みんなで乗り切りましょう。
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