<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ねこバス
性別:女
年齢 :52
プロフィール:気付いたら季節がひとつ進んでました。
10年以上仕事で付き合いのあるA子は40歳です。
私たちの仕事の特性なのですが、本来の仕事が30分あるとしたら、待ち時間が1時間以上ある場合が多くあります。
そのため、自然と仕事仲間同士の会話が増えます。
A子は知識が豊富でよく喋る楽しい人なのですが、少しモヤッとすることがあります。
いつも人の話を最後まで聞かずに自分の話をかぶせてくるのです。
先日、A子を含む4人でお喋りしていた時のこと。
我が家がお風呂をリフォームしたばかり、と知ったB子が「どんな業者に頼んで、いくらかかって、何日かかったか、結果は良かったか」を聞いてきました。
「まずネットで近隣のリフォーム業者を探して、問い合わせフォームから希望内容を伝えて......」
私がそう説明を始めると...
「私ね、あまりネットに詳しくないんだけど、あれで良い評判の店を探すってのは何が基準なの? 口コミとか読むの?」
すかさずA子が口を挟んできます。
「リフォーム業者の総合サイトがあって、そこで利用したお客様の声や評価を読んで、気になった業者さんのホームページへ行って、ちゃんと更新されてるか、とか誠実な仕事をしているかとか......」
「ホームページってさ、業者さん自身が更新しているものなの? ホームページ制作会社に任せて更新してもらうとか聞いたんだけど。私の友人でね、音楽教室やってる子がホームページを開設する時、どうせならちゃんと生徒募集につながるようにって色々調べて、有料の制作会社を選んでさ......」
途中で話に入ってきたA子が、違う方向へ話を持っていきます。
「私の知り合いも会社を始めるとき、制作会社に頼んでホームページ作ったって言ってた」
その場にいたC子がこんな風にA子の話を受けると、話が「ホームページの作り方について」という方向にズンズン脱線していきます。
しばらくして、ふと我に返った A子が「あれ? なんの話だったっけ?」となり、B子が鼻白んだように「お風呂のリフォームよ」と言って初めて「ああ、そうだった、ごめんごめん」と謝るA子です。
...悪気がないことはわかっています。
けれど、話が戻って「こんな感じの仕上がりになって......」と私がリフォーム後の写真を皆に見せていると、勝手に写真をスライドさせてきます。
そして、全く違う写真(例えばペットの写真など)を見つけては、「あら! 可愛い! これは? 飼ってるの? 犬種は何?」と、また違う方向へ話を持っていくA子。
その場にいる人は慣れているので、ああまた始まったと、笑って過ごしています。
...嫌いではない、決して嫌いではないんです。
ただA子と喋っていると、とにかく話が二転三転してまどろっこしいことこの上ないのです。
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