＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：ソラマメ
性別 女
年齢：51
プロフィール：夫、社会人の息子、中2の娘、実母の5人家族、パート主婦です。
我が家にはこの4月から中2になる娘がおります。
娘は小さい頃から同級生と比べるとおませな子供でした。
その娘が昨年中学生になり、先輩との関わりができたりスマホを持たせたこともあり、大人の世界に興味津々です。
私自身2つ上に姉がおり、中学生の頃はその姉の影響で、洋楽にハマり、少しおませな子供だったように思います。
私の中学時代、わが家は夜10時就寝が家のきまりでした。
当時テレビの深夜番組で洋楽ヒットチャートが放送されており、それが観たくて仕方がない私は、親に内緒で夜中にこっそり起きてドキドキしながら観ていました。
ある日、母にそのことがバレて「大人になったら観られるでしょ。今は我慢して寝なさい」と叱られたことがありました。
また、雑誌のモデルさんに憧れて、化粧に興味を持ち、同じく化粧に興味を持った同級生とこっそり化粧をしたことがあります。
そのときも母にバレて「化粧は大人になってから出来るでしょ。まだ子供なんだから化粧なんてしないの！」と叱られたこともありました。
中学生の今だから大人の世界に興味があるのに！
大人になってからやっても遅いと、当時の私は納得いかない気持ちでいっぱいでした。
なので、自分が母親になったら子供の気持ちが分かる親になろうと心に決めていました。
しかし実際自分が親になり、娘が中学生になると......
当時あんなに物わかりの良い親になろうと心に決めたのに、その決心があっという間に揺らいでしまいました。
今の子供たちはスマホがコミュニケーションツールですよね。
SNSで日々友達と繋がっていて、お互いの生活をインスタグラムにアップしたり、ラインをしたり、スマホが手放せない日々です。
ある日、娘がインスタグラムで真夜中にお友達と繋がって動画配信をしていました。
そのことが分かったときには「真夜中にしなくてもいいでしょ。子供なんだから早く寝なさい」と娘を叱ってしまいました。
娘は「今、やりたかったの」と昔の私のように納得がいかない様子。
気持ちはよく分かります。
中学生の頃、私も同じ思いをしたので。
でも自分が母になってみると、中学生にはまだ早いと言った母の気持ちが痛いほど分かるのです。
また娘は、先輩の影響でツイッターをやりたいと言い出しましたが、それも「大人になってから」と認めませんでした。
認めない理由は、今娘がやっているインスタグラムでも私は未知の世界で怖いのに、ツイッターに関してはさらによく分かってないというのが理由です。
インターネットの世界、子供がやると何が起こるか分からなくて不安で仕方がありません。
昔の自分を思い出すと、大人の世界に興味があるのは分かります。
でも大人の立場になるとやはり、今じゃなくても良いでしょうという母の気持ちの方がより分かります。
物わかりの良い母にはなれなかった自分と、思春期の娘のおませな行動にもやもやしている毎日です。
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