<この体験記を書いた人>
ペンネーム:たいこ
性別:女
年齢:46
プロフィール:義両親は悪い人ではありませんが、積極的に付き合いたい人ではありません。
義両親(75歳と76歳)とは車で30分ほどの距離に住んでいます。
義両親は後先を考えないで行動するところがあります。
例えば、畑があれば野菜を作れて節約に繋がるという発想から畑を借りましたが、育て方も分からず、水やりも面倒くさがる人たちなので、結局ほとんど実ることなく畑を解約したことがありました。
他にも、投資をして損をしたり、バーゲンで安くなった生鮮食品を大量に買ってしまったりと、大きなことから小さなことまで、突っ込みどころがたくさんある義両親です。
そんな義両親が二年前に犬を飼い始めました。
「二人暮らしじゃ寂しいからね~」
というのが義両親の言い分で、大型犬のゴールデンレトリバーです。
ところが...
可愛いのは仔犬だった初めだけで、そのあとは面倒を見るのが大変だと会うたびにぼやきはじめました。
「散歩で転んでしまった」
「賢いと聞いていたのに全然言うことを聞かない」
「世話をしなければいけないから、お出かけできない」
出てくるのは幼い子供が言いそうなことばかり。
「賢くない」のはきちんと躾をしなかったからでは?
犬に罪はなく、飼い主である義両親がちゃんと育てていないからだろうと思ってしまいます。
そして、ついに言われてしまいました。
「この子、もらってくれない?」
「あなたたちのおうちはお庭もあるし、きっとこの子も喜ぶ」
「体力があるから散歩だってへっちゃらでしょ?」
「毎日の運動になるし、ペットがいると暮らしが賑やかになっていいんじゃないかしら」
もう信じられませんでした。
よくそんなことが言えるな、と思ってしまいました。
これははっきり言わないと......いえ、はっきり言っても分かってもらえないことも多いですが、嫌なことは嫌と言わないと押し付けてくる人たちです。
犬が好きな人なら喜んでもらうかもしれませんが、私は動物が好きではありません。
動物園で見る程度で充分なのです。
「仕事もあるし、子どもの世話もあるので無理です。そもそも犬が好きではありません」
はっきり伝えて断固拒否しています。
夫は「確かに犬いいかもねー」などと流されそうになっていましたが、しっかり釘を刺しました。
「全てあなたが世話をしてね。私は嫌だよ?」
「仕事前に散歩して、深夜に帰ってきても世話してよ?」
「吠え続けて近所からクレームがきたらあなたが謝りにいってね」
「最悪、犬とあなたで別居になることも視野にいれてよ?」
酷い妻かもしれませんが、そのくらいの覚悟がなければ大型犬は飼えないと思うんです。
キレ気味で伝えたところ、夫もわかってくれました。
それでも、義両親に会うたびに「この子をもらって」「あなたになついている」などと言ってくるので本当にうんざりです。
今後は会う回数も減らし、拒否し続ける予定です。
しかし、義両親がもっと歳を取って施設に入ることになったら......と思うと今から頭が痛いです。
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