それは手洗いじゃなく「濡らしてる」だけ! コロナが心配な中で「手づかみ」で食事する79歳の母

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ゆか
性別:53
年齢:女
プロフィール:共働きの主婦です。ろくに手を洗わないまま、手づかみで食べがちな79歳の実母に困っています。

それは手洗いじゃなく「濡らしてる」だけ! コロナが心配な中で「手づかみ」で食事する79歳の母 34.jpg

53歳の共働きの主婦です。

55歳の夫と2人暮らしで、子供はいません。

ろくに手を洗わないまま、手づかみで食べがちな79歳の実母に困っています。

実父は亡くなったので、母は一人で暮らしています。

母は昔から、あまり手を洗わない人でした。

本人は「洗っている」と主張するのですが、水道水にさっとくぐらせるだけなので、私に言わせると、洗っているのではなく、濡らしているだけです。

しかも、そんな「ろくに手を洗わないまま」の状態で、リンゴだとかイチゴだとか。

さらには食卓に残った冷めたシュウマイや、カマボコや竹輪など、熱かったり、極端に手が汚れたりする物以外は、指でつまんで口に放り込みます。

個別に包装されているパンやおにぎりなどは手を汚さずに食べられるのに「ああ。面倒くさい」といって、袋から出して、手づかみで食べてしまいます。

私ならすぐにお腹を壊してしまいそうなのですが、母は消化器系がすこぶる丈夫です。

手づかみ以外にも、床に落ちた物を拾って食べても、冷蔵庫の奥に眠っていた賞味期限が切れてから2年経ったドレッシングを使っても、腹痛すら起こしません。

他人の前では、ちゃんと箸やフォークを使っているようですし、「お腹も壊さないならいいかな」と思っていました。

だけど、新型コロナウイルスが猛威を振るう今年は、ちょっと事情が違いますよね。

このコロナが話題になり、手洗いとうがいが奨励され始めた2020年2月の初め。

私は母の適当すぎる手洗いと、手づかみの癖が心配になり、まだ外出自粛の要請が出ていなかった折に、母の家を訪ねました。

このときも母は、私の手土産のフルーツ・タルトを特に手を洗ったり、同封されていたおしぼりで拭いたりしないまま、フォークも使わず手で持って食べていました。

「コロナウイルスが恐いから、ちゃんと手を洗って、なるべく箸やフォークやスプーンを使ったほうがいいよ」

思い切って注意しましたが、母には全く響きません。

それどころか...

「ちゃんと洗っているよ。それにお母さんは体に気を付けているから、風邪はおろか、咳をした記憶もないよ」

逆に一喝されてしまいました。

確かに私も、母が咳をしたり、熱を出したりしたところを、見たことがありません。

実は、母は健康にはかなり気をつけています。

高額な健康食品には手を出しませんが、健康雑誌を熟読し、ショウガ紅茶だとか、酢タマネギだとか、庶民的な食材で、体に良さそうなものは一通り試しています。

体を動かすことも大好きで、市主催の健康体操や太極拳など、無料あるいは低価格で受けられる講座の常連です。

それでも...。やはりこのような状況の中です。

もう少し丁寧に手を洗い、手づかみを止めて欲しいのですが、言葉に詰まっていたら、逆に「アンタは神経質すぎる」と叱られてしまいました。

娘の心配をよそに、行動を改めるつもりは微塵もないようです。

どうしたら、手づかみで食べるのをやめてくれるのかわからず、困っています。

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