75歳で料理に目覚めた父の「形から入る」っぷりが半端ない!助手をする私の身にもなってよ...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:キョロりん
性別:女
年齢:43
プロフィール:両親と同居の43歳独身の公務員です。

29.jpg

一昨年出戻ってきて、43歳にして両親と同居しています。

戻ってきて少しした頃、夕飯を作る手伝いをしてくれた父は、今年75歳になって本格的に料理に目覚めました。

料理は、メニューを考えたり段取りを組むことが脳に良いというのを聞いたことがあります。

台所に立ってもらえるだけでも助かると、母と大いに歓迎しましたが、ちょっと予想が外れました。

父は形から入るタイプだったようです。

まずは、エプロンを購入するのにお店を何件も回って大変でした。

家の中だけでつけるのだから何でもいいじゃないかと思うのですが、父には思い描いていた色やデザインがあったらしく、鏡の前で合わせてみたり1枚決めるのに信じられない時間を費やしました。

お次はレシピ本を漁ってきて、家で研究(?)を始めました。

その姿を見て薄々、嫌な予感はしていたのですが、案の定、調理器具や調味料を片っ端から揃え始めたのです。

自分専用の包丁セットはもちろん、スパチュラ(へら状の調理器具)のセットまで購入しました。

調味料は、お醤油など馴染みのものもオーガニックで価格帯が高い商品から。

私が使ったことがない、ターメリック、バルサミコ酢などが、いつの間にか台所に置いてありました。

普段父が好んで食べている焼くだけ、煮るだけのシンプルなメニューには必要ないでしょう! と文句を言いたくなりました。

でも、料理を覚える前に投げ出されては元も子もないと考えてグッと我慢です。

買ったからには使ってもらわなければと思い、一緒に料理をしようと声を掛けてみると、出てくるのはパエリアとかミネストローネなんてメニューばかり。

私も練習だと思い助手を買って出る時もありますが、恐ろしく時間が掛かります。

そのうえ父は、作るのが喜びのようであまり食べないのです。

有難く頂きながらも、かけた時間を無駄に感じてしまい、イラっとします。

平日の昼間や休日に一人でゆっくりと料理してくれればまだいいのですが、何故か平日の夕飯を作りたがるので困ります。

まずは簡単なメニューから作ってみて幅を広げていけばいいのにと思うのですが、聞き入れれてくれません。

買った食材も勿体ないので、私と母はそれを使い切るのに追われています。

先日、食材は小分けになっているのを買うか、冷蔵庫の中をチェックしてメニューを考えてほしいと言ってみました。

「食材があるから作りたいのではなく、作りたいから食材を買うんだからなぁ」

笑って聞き流されてしまいました。

食費のことは考えない、ダメなタイプの「男の料理」ですよね。

父が料理に目覚めたことを、喜んでいた自分を恨めしく思います。

せっかく楽しんでやっているのだから、父のやる気を挫くのは避けたいのですが、正直なところ...ついていけません。

関連の体験記:「週に2、3日は必ず行け。可哀そうだ」施設に入る100歳の祖母への面会を母と私に指図する父。でも自分は...
関連の体験記:「もう離婚だね!」罵りあった夫婦ゲンカの翌朝、息子が用意した「ある仕掛け」
関連の体験記:大学を留年した娘から送られてきた「留年分の学費返済計画」。苦笑いしつつ、一抹の寂しさが...

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

コメント一覧

ターメリックやバルサミコ酢くらい家にあっても別に特別でもないですよね。 準備も自分の時間とお金を使っているからそんなに文句も言えない、という感じでしょうか。 ただ平日夕飯は参りますね。きちんと何故困るのか、どうして欲しいのか、できない理由はなにか、できないのからこちらはどうするか、等をしっかり話した方がいいのでは?ただ思うだけでイライラしていてはお互いいいことはないですよ。

コメントする

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP