<この体験記を書いた人>
ペンネーム:女優のたまご
性別:女
年齢:50
プロフィール:最近パートを始めた50才主婦。
夫の遠まわしな要求にモヤモヤしています。
同じ年の50歳の夫は、結婚する前はオシャレでした。
雑誌に載っていそうな流行りのファッションに身を包み、靴やカバンやサングラスなどの小物にもこだわりがありました。
メンズファッション誌をくまなく読み、有名なショップに毎日通うという生活だった夫。
そして「自分大好き」だった夫は、当時私がどんなファッションやヘアスタイルをしようが全然気づいていない状態だったのです。
私にとってはそれがとてもラクで、好ましく思っていました。
そして結婚して子供が生まれ、夫は家族の為に必死に働いてくれました。
独身時代と違い、自分にかけるお金も時間も少なくなったからでしょうか、今や昔の面影はありません。
ラフなファッションで、すっかり「年相応」のおじさんになりました。
ファッションへのこだわりもなくなり、今では有名なファストファッションブランドを愛用しています。
家族にとって良き夫なので、私はそれで良いと思っています。
ファッション誌を一切読まなくなった夫は、そのかわりに家でテレビドラマをよく見るようになりました。
数あるテレビドラマの中でも、夫が選ぶのは綺麗な女優が出演しているもの。
欠かさずチェックしてビデオ録画をし、とても嬉しそうにお酒を飲みながら見ています。
毎晩飲み歩かずに、家でゆっくりくつろいでくれる、と嬉しく思っていたのですが......。
夫はドラマを見た後、私を見つめ、こんなことを言い出します。
「美容院行ったら?」
「最近全然服を買っていないんじゃない?」
「ちょっとはトレーニングするとかジムに通ってみたら?」
...明らかに、今まで見ていたドラマの中の女優と比べているな! という感じです。
テレビの中のスタイルが良く小顔で綺麗な女優と、平凡な50歳の主婦である私を比べるなんて、本当に失礼です。
新しい服を買ってもヘアスタイルを変えても、あんな綺麗な女優にはなれるはずないじゃないですか!
夫はドラマを見ているのではなく、女優の容姿を見ているのだな、と腹立たしく思います。
遠まわしな「きれいな妻でいて欲しい」という欲求に呆れます。
「じゃああなたの状態はどうなの?」
そう言い返したくなります。
私も小ぎれいな恰好を心がけているつもりですが、まだ不服なのでしょうか?
毎日キラキラした女優のような外見を求めるなんて、現実はムリな話です。
「このままでいいよ」と言ってくれたら嬉しいのに。
テレビの中の世界にあこがれている夫にうんざりしています。
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