みなさんこんにちは!
ワフウフです。
前回の記事:すっとぼけないで! 看護師さんの質問を「すまし顔」で受け流す認知症の母
認知症になった母・あーちゃんの歩き方の不自然さや認知症の進行が気になって、認知症専門の病院へ連れて来ました。
警戒して不穏が出そうになっていた母への看護師さんの神対応に期待が高まる中、いよいよ診察室に呼ばれました。
先生は50代半ばくらいでしょうか。
ニコニコしながら母の顔をしっかりと見て挨拶をしてくれました。
お願いした通り、「認知症」の「に」の字も出しません。
そして、「ちょっと触りますよ」と言って、足ではなく手を触り出しました。
と言って、先生は手で影絵の狐の形や色々な形を作ります。
母は先生の手を見てぎこちないながらも一生懸命にそれを真似します。
あまりちゃんと真似できていない形もありました。
でも、問題はそこではありませんでした。
母は自分の右の手で先生の手の動きを真似しています。
ところが、右の手を動かすと膝の上に置いた左の手が一緒に大きく動いてしまうのです。
本人は全くそれに気づいていないようでしたが、それは「鏡像運動」といって、普通には起こらない反射でした。
先生が病院のHPに鏡像運動について書かれていたので、
と姉・なーにゃんが呟くと、先生はこちらを見てうなづき、
と言いました。
手の動きを見た後、先生は「じゃあ今度は歩き方を見せてくださいね」と言って母を歩かせました。
母は張り切って背筋を伸ばしてしゃなりしゃなりと歩き出しました。
この日母は低めのヒールの靴を履いていたのでいつもより軽快に歩いているように見えました。
でも、先生はこちらを向いて母に聞こえないように小さな声で
と言いました。
母のカクカクとした歩き方が気になっていたものの、ワフウフたちは足ばかりを気にして母が手を振って歩いていないことには気づいていませんでした。
そうか、手を振っていないのに胴体だけで前に進もうとするから不自然な動きになるのか!
目から鱗の指摘でした。
その後、方向転換をさせたり、肩を前から後ろから引っ張って反射を見たりして身体の動きの確認は終わりました。
でも、まだまだ診察は続きます。
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