<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:47
プロフィール:義父母と同居の47歳の公務員。
70代後半の義父母と同居しています。
日中留守番をしてくれている義母の来客への対応に引っ掛かっています。
夫も私も同じ公務員で、帰宅はいつも暗くなってから。
そのため、普段義母がどの様に来客に接しているかは知りませんでしたし、気にした事もありませんでした。
ところが、たまたま出張が早く終わり、明るいうちに帰宅した時のことです。
義母が「このうちの人間じゃないので!」と大声で言いい、来客を追い返しているのを聞いてしまいました。
何があったのかびっくりしながら玄関に駆け寄ると、近所の電気屋さんでした。
どうやら義父が照明器具のランプを交換してもらいたくてお願いしたのですが、義父が出掛けてしまったところへ来てくれたようです。
事情が分かったので、電気屋さんにはお詫びして作業をして頂きました。
電気屋さんが帰ったあと義母に詳しく聞いてみると、知らない人や咄嗟に思い出せない人、良く聞き取れなかった時にはそう言って帰ってもらっているそうです。
驚きましたが、そう言えば「昼間はお留守でしたね」と宅配便の人などから言われた事が何度かありました。
インターホンからの声が良く聞こえないと、聞き返すのではなくて居留守を使う事もあったのだと思います。
他には何と言っているか突っ込んで聞いてみると、似たような文句ですが「留守番頼まれてきただけだから何も分からない」「誰もいなくてなんにも分からない」などと言っているそうです。
そんな義母は普段も思わぬ事を言う時があります。
例えば、家族で夜外食に行く事になった時に行きたくないと「年寄りは夕飯一食くらい抜くくらいが丁度いいんだ」と根拠の分からない事を、当たり前のような顔をして言います。
そんな時、どう説得しようか戸惑っていても、義母と長くいる義父も夫も慣れてしまったのか、軽く笑いながら見ているだけです。
結局は義母が食べてもいいと思えるジャンルのお店に行くことで解決しました。
この時のように、家族しかいない時の会話なら「困った人だな」と思いながらも笑って済ませられるのですが、よその人がその場にいたら、笑えないだろうと思います。
きっと、知らない人には係わりたくないという気持ちや怖さもあるのだと思います。
それは悪い事ではないのですが、「このうちの人間じゃない」というのはかえって危ないのでは? と私は感じます。
義母には、せめて私達が帰宅する時間あたりに出直してほしいと言ってくださいとお願いしたのですが、普段が普段なため、変わらないのかもと考えるともやもやします。
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