初めまして、ワフウフと申します。
高校生の娘と大学生の息子をもつ、アラフィフの平凡な主婦です。
1年半ほど前までは、子供にもう手がかからなくなったのでマイペースに自分の時間を楽しんで生活していました。
しかし、ある日かかってきた1本の電話から突然、怒涛の介護生活が始まることになったのです。
介護することになったのは、ワフウフの実母、あーちゃんです。
あーちゃんが「アルツハイマー型認知症」と診断されたのです。
あーちゃんは当時75歳。
実家でワフウフの実父であるたんたんと家庭内別居状態ながらもふたりで暮らしています。
あーちゃんは子供を管理・支配したがる、いわゆる毒親だったこと、そしてたんたんとあーちゃんは昔から仲が悪かったこともあり、ワフウフは辛い子供時代を送りました。
はっきり言ってしまうと、あーちゃんのことがずっと大嫌いでした。
でも、結婚してからは適度な距離を置けるようになったこと、また、あーちゃんはワフウフの孫に対しては良きおばあちゃんでいてくれてよく助けてくれたことなどから、徐々に関係は改善していました。
あーちゃんとたんたんは昔から単に夫婦仲が悪いだけではなく、お恥ずかしい話ですが夫婦間での金銭トラブルもありました。ですから、あーちゃんは自分の貴重品を貸金庫に入れたり、ワフウフと姉のなーにゃんに一部を預けたりして自分の財産を守ってきました。
しかし、かけてきた電話であーちゃんは、
「貸金庫に入れてあったはずの現金がないのよ!」
と言いました。
貸金庫に入るには専用のカードと暗証番号が必要で、どう考えてもあーちゃん以外の人は入れません。
それに、よくよく話を聞くと、貸金庫に入れてあったのと同じぐらいの額の現金がなぜか部屋にあると言うのです。
...それってつまりは、自分で貸金庫から現金を自宅に持ち帰ったのでは?
と思ったのですが、あーちゃんは
「自分はやっていない」
と言いはります。
現金はかなりまとまった金額でした。
もし貸金庫から持ち出して、それを覚えていないのなら不自然です。
電話口のあーちゃんにおかしな様子はなく、いつも通りしっかりとした受け答えをしていましたが、ワフウフは違和感を感じ、不安になりました。
そして、近々会う約束をしたのでした。
次回に続く
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