<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ヨーキー
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳主婦。中学生の子供1人。実家も義実家も近所です。
私は44歳、夫も同じ年です。
そしてお互いの両親もそれぞれ同じ年です。
さらに我が家、夫実家、私の実家もみな近所で、道でバッタリ両親同士が会う事も多々あります。
似ている家庭環境だからなのか、たまに見かけるからかどうかわかりませんが、義父は私の家族のことが気になるみたいです。
具体的に言えば「私の父に対抗しているの!?」と思うような言動がよくみられるんです。
私は不思議に感じてしまうのですが、義父は私と会うと必ず父について聞いてきます。
「お父さん、そろそろ体力が低下してきただろう?」
「お父さん、この前ちらっと見かけたけど、やっぱり髪の毛薄くなってきたよな?」
「もうお年だし、一日中家でゆっくりすごしているんだろう?」
「もうゴルフ行く気力もなくなってきたんじゃないの?」
「この冬、寒かったから体調壊していたんじゃないの?」
「前に比べるとやっぱりお父さんは元気がない感じだよなぁ」
そして、このようになぜか「父が老いてきて、弱ってきている」...と決めつけるように話を振ってくるのです。
ですが、私の父はマメな人で、年齢の割には元気にしています。
庭木の剪定もすべて自分でやり、毎日飼い犬の散歩をし、自治会の役員で忙しく過ごして友人達と時々ゴルフや山登りなどをしている...そんな父なのです。
だから義父の言葉を否定することになるのですが、父が元気で忙しく生活していることを伝えると、義父は何だか不服そう。
私の父が病気したり老いて弱ってきている...と言えば満足なの...?と思ってしまいます。
父と義父は年齢こそ一緒ですが、共通点はそんなにないように思えます。
父は社交的で元気に動き回ってはいますが、そんなに口数は多くなく見た目も静かそうな感じです。
反対に義父はよく喋る人で、口は達者ですがあまり運動はせず、趣味の車の手入ればかりしています。
近所でも、どこに行くのも車でお出かけです。
そして人のうわさ話が好きです。
外食が大好きで美味しい店巡りをしているせいか、少し太っています。
このようにほどんど共通点はないのに、同い年の私の父を気にするのです......。
私も夫も、2人を比べたりしていません。
ただ義父が一方的に父を意識しているだけのように感じます。
義父はプライドが高い人なので、同じ年齢の人達の中でも自分が一番若いと思いたいのかもしれません。
もしかしたら自分の老化現象に敏感なのかもしれないです。
高齢になると元気だとか若く見えるとかが、自信の源になるのかもしれないなぁ......と義父の言動から思う日々です。
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