<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まんまるまる子
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育て終了で太る一方。
近所に住む知人A子は40代です。
上の子同士が同学年で知り合い、仲良くなりました。
うちの子はもう大きく、ほぼ独立していますが、A子には年の離れた一番下の子がいて、まだ幼稚園児です。
以前、A子に急用ができてしまい、子どもを連れて行くのが大変で困っていると聞き、夕方までで良ければ預かると申し出たことがありました。
私はピアノの講師をしているので、主に仕事は夕方からです。
昼間は買い物に行ったり料理をしたりと比較的自由にする時間があります。
その時はとても感謝され、手土産まで持って迎えに来ました。
A子の子は女の子で、おとなしく全然手がかからないお利口さんなこともあり、「何かあったらいつでも連れてきていいよ」と気軽に言ったのです。
それからしばらくして、「今日忙しい?」とA子からLINEが来ました。
特に何も用事がなかったのでそう伝えると「何時までなら〇〇(A子の子の名前)を預かってもらえる?」と返信が。
「え?」と引っかかるものを感じましたが、レッスンの始まる時間を伝え、それまでに迎えにくるのならと言うと、すぐに連れてきたのです。
「いったいなんの用事が?」と思ったものの、まあいいかと預かりました。
相変わらずおとなしく聞き分けの良い可愛い子です。
その日、迎えに来たA子の手にはたくさんの紙袋がありました。
「バーゲンやってて、いっぱい買い物してしまったわ」
無邪気に言うので文句を言う気にもならず、やや呆れて「良かったね......」と言うと「助かったわ~、またよろしくね~」と明るく帰って行きました。
以来、月に1~2回のペースでお預かりを頼まれるようになりました。
何度も言いますが、手のかからない子で、一人でお絵かきをしたり塗り絵をしたり静かに遊んでいます。
おやつや飲み物も持参して、何かを欲しがる訳でもなく、可愛いなあと思います。
けれど、初回を除いては緊急の用事でもなさそうで、自分の買い物を一人でしたいだけ、子どもは連れて行かない方が楽、みたいな様子のA子。
「この子は私の孫か?」とモヤモヤが止まりません。
二度と預かりたくない、とは思わないし、本当に困っているなら気にせず連れてきてくれて良いのです。
もちろんA子はいつも感謝してくれるし、時にはわざわざお菓子やケーキを持ってきてくれます。
話をしても楽しい大切な友人です。
子どももそのうち大きくなって、うちに連れてくる必要もなくなるかも知れません。
ただ、「子どもが大きくなって昼間何もすることなくていいねえ」的なニュアンスのことを冗談半分に言われることがあり、「なんだかなあ~」と思ってしまうこの頃なのです。
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