<この体験記を書いた人>
ペンネーム:春子
性別:女
年齢:44
プロフィール:少し高めのドライヤーを買いました!くせ毛が少し収まって毎日嬉しいです。
飲食店でパートをしていたとき、シングルマザー(36歳)のパート仲間と出会い、店を辞めてからも、友人として付き合いがありました。
彼女は小学生の子どもがいて実家暮らしをしているが、自分に使えるお金はないといっていました。
そのころ私は家を買って、賃貸マンションから引っ越すということもあり、独身時代に買ったブランドのバッグや洋服、また本やDVDといったものをたくさん処分しようとしていました。
どうせ中古ショップに売ったところで二束三文だろうと思った私は、友人に「もし良かったら使う?」と声を掛けました。
友人は「ぜひ」ということだったので段ボール4箱分を渡しました。
趣味や好みの問題もあるので「いらないものは遠慮なく捨ててもらっていいよ」と話しました。
その後も「何かあったら欲しい」と、決してガツガツするわけでなく控えめに言われていたので、子どもの洋服や靴もあげました。
また、引越しのときに後ろ髪が引かれて捨てられなかったバッグや小物類なども、ちょこちょこ渡していました。
友人はいつも喜んでくれていました。
そして最近のことです。
フリマアプリが流行り始めたので、友人にあげたマフラーは売ったらいくらだったのかなというちょっとした疑問で何気なく検索してみたところ、何件かヒット。
そのうちの一つを開いてみると、ブランドのタグのそばに「見覚えのある珈琲のシミ」がついていました。
出品者の名前を見ると友人の名前をもじったようなユーザー名で、過去の出品履歴を見ると私があげたものがたくさん載っていました。
怒りで身体が震えました。
私はメールで「フリマアプリ見たよ。売ってたんだね」と送りました。
友人からは「うん。好みじゃないものは捨てていいってことだったから、誰かに使ってもらった方がいいかなと思って出品させてもらった。ダメだった?」と返事がきました。
確かに友人の言う通り、捨てていいと言いました。
しかし出品されているものを見ると、洋服はあまりなく、DVDやバッグなどの小物等、高く売れそうなものばかりが載っています。
友人は「好みじゃないもの」ではなく「高く売れるもの」を出品していたのだろう...。
そう感じたんです。
私は自分の思い入れのある物を友人が喜んで使ってくれると思ってあげていたのに......友人には「ただのお金」に見えていたという事実が、悔しくて空しくてたまりませんでした。
これを機に、私は友人と縁を切ろうと思います。
いらないものを友人に渡し、フリマアプリに出品されただけと思えばそれだけのことです。
でも、どうしても「裏切られた」という気持ちがぬぐえません。
こんな私は心が狭いのでしょうか?
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