<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ブラウン
性別:女
年齢:53
プロフィール:夫の家事参加は「不経済」という思わぬ副産物を生みました。
「働く主婦って過労死レベルに大変なんだって」
「はははは~(笑い飛ばす夫)」
「ムムム!(かなりムカつく)」
以前、こんな出来事があり「夫は家事を軽んじているな」と感じた私は、夫をぎゃふんと言わせたことがあります。
それ以来、夫は積極的に家事をするようになりました。
これで万々歳......と言いたいところだったのですが、今度は「不経済」という別の問題が生まれたのです。
私の夫が家事に参加するようになってから、洗剤の減るのが早いこと早いこと。
キッチン洗剤も、お風呂の洗剤も以前のおよそ5倍の速さでなくなります。
これは捨て置けませんので対処しなければ。
それにしてもどうしてそこまで早く洗剤がなくなるのか、不思議で仕方がないのでまずはその原因をリサーチ。
ということで夫をこっそりモニタリングしてみましたが、すぐに原因が判明。
キッチンでの食器洗いも、お風呂掃除も、何とも豪快?
いやいや大雑把な方法でやっていたのです。
まずは食器洗い。
お湯をジャージャーと出しっぱなしにしながら、豪快にスポンジを濡らし、そこにプシュプシュプシュプシュと大量の洗剤をつけるのです。
回数にして軽く4~5回くらい。
スポンジから洗剤が流れ落ちているのもお構いなし。
これを繰り返すわけですから、そりゃ洗剤は5倍の速さでなくなります。
お風呂掃除もそんな感じでした。
我が家のお風呂は2人がやっと入れる程度の広さです。
使っている洗剤は吹きつけて、ちょっと待って流すだけでOKという便利なモノを使っています。
我が家のお風呂の広さからすると、15回かせいぜい20回程度シューっとふきつければ十分お風呂は綺麗になるのです。
それなのに、夫はシューシューシューシュー......と50回以上は吹き付けていたのです。
これが夫の家事の仕方。
豪快というか、大雑把というか......何とも困った感じです。
しかし普段の夫はこんな大雑把のやり方をする人ではありません。
夫は悪く言えば細かい、良く言えば事を綿密に運ぶ人。
その夫がこんなに大雑把なやり方を選ぶということは、「本当はやりたくないとき」か「他にやりたいことがあって焦っているとき」です。
これは、経験に裏打ちされた妻のカンが導き出した答え。
まず間違いありません。
これにはちょっとムカつきますが、気持ちはわからなくはありません。
私にだってそういう時はありますから。
でもだからと言って、毎回そういうやり方をするのはどうかと思いますし、「洗剤が5倍速」でなくなるような不経済なやり方を続けることは、我が家的にはNGです。
これは、もう一度再教育しなくては。
「不経済な現状」を切り札に、もう一度「家事のやり方」について夫と話し合ってみたいと思います。
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