「奥さん、どんな人なの?」って私、普通の53歳です...イケメンの夫と結婚した妻の悲劇...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:シナモンティー
性別:女
年齢:53
プロフィール:「モテ男」との結婚が、私にこんな悲劇を生むなんて......。

「奥さん、どんな人なの?」って私、普通の53歳です...イケメンの夫と結婚した妻の悲劇... pixta_59812445_S.jpg

結婚の挨拶に私の実家に行った時は、「凄くカッコいい人が来ている!」とご近所さんがザワザワ。

娘の学校行事に参加すれば「あのイケメンは誰?」と、学校の女の子たちがザワザワ。

そしてつい先日、保育園に孫を迎えに行った時「イケメン発見」と 4歳ぐらいの女の子に抱きつかれる。

これが私の夫。

妻の私が言うのもなんですが、私の夫は正真正銘のモテ男なのです。

そんなわけで、夫は仕事先でも大人気。

いつも「ダンディーでステキ」とお褒めのお言葉を頂戴しています。

夫によれば、20代の若い女の子からも、私と同世代の女性からも、年上のお姉さま方からも同じ反応をいただくのだそうです。

夫の同僚、 上司や後輩、行きつけのお店のマスターなど、いろんな方から夫のモテモテ伝説を聞かされています。

それだけならただただ喜ばしいこと......のはずなのですが、現実は甘くありません。

「夫のモテ男っぷり」は、私に無駄なプレッシャーをかけてくるのです。

というのが、夫を褒めてくださる「ダンディーでステキ」の後に必ず付いてくるのが、「奥さんも凄くキレイな人なんでしょうね~」という言葉です。

これを聞かされるたびに、「あはは~」と笑い飛ばしつつ、内心では「やめて~、お願い!」と叫んでいます。

だって、きっと「凄くキレイな人」なんて想像して下さる皆さんって、テレビや雑誌に登場する「誰が見たって凄くキレイ」な人を想像していますよね。

それこそ、女優さんやモデルさんみたいな......。

ですが、私は決してそんな美人ではなくて、ごくごく普通の53歳。

とてもじゃないけど世間様のご期待には応えられないのです。

なのでもし万が一、「すごく綺麗な人」を想像していた人にばったり出会ってしまったら、きっとこうなります。

最初は目がテン⇒無言で沈黙⇒バツが悪い⇒そしてきっと最後は、「......ははは~......なんだかお元気そうで何よりです!」なんて。

きっとそんなセリフで締めくくられるに決まっているのです!

まるで、「元気そうな赤ちゃんですよね~」と、「元気そうな方」を強調して、顔には触れずに赤ちゃんを褒める時みたいに......。

そんな事を考えると、「夫の知り合いに会うのが怖い!」なんて気持ちになっても、仕方がないですよね?

それなのに、そんな私の心を知ってか知らずか。

「今日は会社まで車で送って」

「会社の飲み会、奥さんも一緒にって誘われたから一緒に行こうよ」

何て能天気に誘って来る我が夫。

そんな夫を横目で見ながら、改めて「誰にも私の姿を見られてたまるか!」なんて心に誓う私なのです。

だから夫よ、私を誘うな。

ね、お願いだから......。

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