<この体験記を書いた人>
ペンネーム:きたいしない
性別:45
年齢:女
プロフィール:義母と同居して十数年。主人の実家で暮らしています。
結婚して15年。
義母と同居してからは13年。
昔っから忘れっぽく、うっかり屋さんの義母でした。
主人からも、「義母の伝説(笑)」はいろいろ聞かされてきましたが、これまでは笑って過ごせるような内容、そしてやっぱり他人事で聞いていました。
テレビのリモコンどこだっけ?
車の鍵が入れていた鞄の中にない!
...なんてことは日常茶飯事。
「〇〇さん(母の名前)、今日約束してるんだけど、なかなか来ないから電話したんだけど」
夜中に電話がかかってきたとき、当の義母は寝転がってテレビを観て笑っていたこともありました。
認知症とかそういったものではなく、本当に『うっかり』が多いマイペースな義母なのです。
それが...まさか家族の身に降りかかるとは!
しかも笑ってすまされない事件が!
それは、1月のとある日に起こりました。
普段、私も主人も仕事をしているので家を空けることが多いのですが、義母は、今は働いていないため、ほとんど家にこもりっきり。
子どもたちは小学生ですが、今のところ鍵を持たせる必要性がないため、まだ鍵は自分たちで持ち歩くことはしていません。
その日、小学生の息子が1人で歩いて2分ほどの友だちの家に出かけることに。
息子に鍵を持たせるか考えていたとき、義母がこんな提案をしてくれたんです。
「私がいるからいいわよ。孫が帰って来る時間になるか、チャイムを鳴らせば鍵を開けるから」
それならばと、息子が帰ってくる時間である15時半に義母に必ず鍵をあけてもらえるよう念押しをしました。
さらに息子が出かける先の保護者の方にもそれを伝え、私も仕事へ、息子もそちらへ出かけていきました。
私の仕事が一段落したのが、16時半。
そこでやっと携帯を見ることができたのですが...
携帯には着信履歴が8件(!)。
全て息子のお友だちのお母さんからでした。
慌てて電話をかけ直すと、「もう大丈夫なんですが......」と前置きの後に、こう言われたのです。
「〇〇くん(息子の名前)が家に入れないと戻ってきました。おばあちゃんが、チャイムを鳴らしても出てくれず、家に入れなかったんです」
「〇〇くんが自宅の固定電話に電話をしてもダメで、何度もチャイムを鳴らし、玄関をドンドンしても、出てきてもらえなかったようで、とても困っていて...」
「知り合いのお父さんが通りかかったので、そのお父さんにも付いて行ってもらってチャイムも電話もしたようなんですが、なかなか出てこず、結局家には入れたのが、16時過ぎでした」
友だちの家は徒歩2分。
近くだからと薄着で出かけていた息子。
1月の寒空の下、息子は30分以上も家に入れなかったのです。
出かけていた先も息子を送り出してから10分ほど家を空けていたようで、途方に暮れてたところ、知り合いのお父さんに偶然会い、出かけた先の方とやり取りをしてもらっていました。
何故、義母が出てこなかったか......。
それは寝ていたから!!
「15時20分、もうすぐ〇〇くんが帰ってくるから、鍵を開けなくちゃと思ってたの。でも......眠たくなっちゃって......。寝ちゃったの。ごめんなさいね~」
悪気もなさそうに話す義母。
知り合いのお父さんに偶然会わなかったら、出かけ先の方が何時間も家を空けていたらと思うと......。
本当に息子にはつらい思いをさせてしまいました。
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