<この体験記を書いた人>
ペンネーム:飴玉
性別:女
年齢:45
プロフィール:ヨーグルトを自宅で作るようになりました! 出来立てのヨーグルト最高です。
現在小学五年生の娘がいます。
幼いころは、びっくりするほど人見知りで内弁慶でした。
そんな性格だったので、娘は思い切り甘えられる祖父母(私の両親)のことが大好きでした。
新幹線で二時間ほどの距離で離れて暮らしているので、会えるのは長期休みだけ。
遊びに行くと、私は眼中から消し飛んで祖父母と遊びまくり、別れ際には必ず大泣きしていました。
手紙もよく書き、両親のために一生懸命何かを工作してプレゼント。
スマホを使ってのやりとりなども頻繁にしていました。
しかし、幼稚園を卒業し低学年を越えてくると、気の合う友達も多くでき、親である私も寂しくなるぐらい友達と遊んだり、習い事を頑張ったり、いろんなことを楽しむようになりました。
娘のそんな成長ぶりについていけないのが...祖父母です。
手紙がこないこと。
帰省日数が短くなったこと。
一緒にいても遊ばずにテレビばかり見ていること。
それらが寂しくてたまらないようです。
例えば先日、冬休みに帰省したときのこと。
母が「一緒にケーキを作ろう!」と誘いました。
しかし、娘は私が昔読んで実家に置きっぱなしにしている漫画に夢中でした。
「私、食べるだけでいいー!」と言い、母はしょんぼり。
今度は父が、娘が幼いころ大好きだった公園に「散歩しにいかないか?」と誘いましたが、娘の「寒いから嫌だなぁ」で、父はがっくり。
仕方がないので、私がケーキ作りだったり散歩だったりを「一緒にしようか?」と提案するのですが、二人とも「それなら遠慮する」。
苦笑いするしかありません。
私ではなく、どうしても、孫である娘と一緒がいいようです。
でも、落ち込む両親のフォローも大変なんです。
「もう小学五年生だから、そうなるよ」と言っていますが、通じません。
いつまでも、娘が幼いころのままのようです。
娘には「ちょっとだけ気にしてあげてほしい」とお願いしています。
連絡がきたら返事をしたり、私が電話しているとき少しだけ代わって声を聞かせてやってほしいなど話しています。
娘も「もちろん。私だって好きだし!」と言い、快くしてくれていますが、両親からすると不十分のようです。
最近は被害妄想気味になってきており、少し連絡が遅いだけで
「嫌われてしまったのではないか」
「もう好きじゃないのではないか」
などと言うようになってきています。
孫の成長は喜ばしいことのはずなのに、一方的に悲しんでいる様子を見ると、少しイライラしてしまいます。
結局のところ、祖父母を絶対的に必要としてくれる娘に戻ってほしいのでしょう。
そんな娘にはもう戻らないので、早くそのことに気づき、孫離れをしてほしいです。
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