<この体験記を書いた人>
ペンネーム:シルキーロール
性別:女
年齢:52
プロフィール:専業主婦。息子大学生1人。既婚。運動不足の自覚あり。家にいる時間が非常に長いです。
「あー良く寝た! すっきりした!」と思ったことはいつだったかな......思い出せません。
睡眠は大事と言われるけれど、眠れないものは眠れない、全然寝た気もしません。
「寝ても寝ても眠いこと」って幸せなことだったなと思い出します。
子供の頃は目覚めると何をしようかと考えてすぐに動き出していました。
それが私の日常だったんです。
「いつから眠れないのか」というより「眠りに対する満足感」が得られなくなったのはいつからか......。
それは社会に出てからだったような気がします。
就職し、乗る電車や仕事の予定に合わせて起床する。
自分で責任を持って起きねばならない......という強い緊張感が社会人にはあります。
その後の睡眠の転換期は妊娠出産の前後でした。
赤ん坊が生まれると親の睡眠は細切れになります。
少しでも時間があったら脳が寝ろと命令していたので、チャンスがあったらいつのまにか寝落ちしていました。
それが子供から手が離れたころ、「寝る時間が来ても眠れない」に変わりました。
ちょうどパソコンや携帯電話をよく使うようにはなっていましたが、夢中になってネット環境に溺れていたわけでもありません。
でも思い返すと「身体を動かさなくなった」事が一番大きな要因だと思います。
規則正しい生活ではあれど、身体を十分に動かす習慣がなくなってしまったため、頭は疲れても身体が疲労していないのです。
やがて肩こり、肥満、腰痛などが気になり始めました。
あの頃から身体を動かす習慣をつけておけば......と今になって後悔しきりです。
当時は家で簡単にできるヨガなどをはじめて、なんとか乗り切っていました。
それが50歳を超えて更年期を迎え、本当に「よく眠れない」日々が続くようになりました。
ですので改善するために、今もさまざまなことに取り組んでいます。
まずよく言われる「寝る前にスマホ、テレビを見ない」こと。
ただ、これが難しい......。
欲望にあっさり負けることも多いのですが、ともかく緊急性が無ければ、時間が来たら電源を切るように決めています。
テレビも見るのは何時までと決めて、どうしても見たい番組があるときは、録画して日中に見るようにしました。
そして寝る前に「ストレッチ風のヨガ」を開始!
まず腹式呼吸をして心を安らかにし、そしてヨガを軽く行います。
これらのルーティンワークが効果があるのか、現在は睡眠に対する不満は激減したのです。
侮れない「ルーティン」、でもほぼ「おまじない」なのかもしれませんが......。
それでも眠れないときは仕方がない! と諦めます。
そして目を閉じて腹式呼吸。
目を休めるだけでもいいかと思って割り切っています。
生物学的にも人間は歳を取ると睡眠時間が減るものだそうです。
ずっと赤ん坊の時のように幸せに眠れはしませんが、「みんなそんな感じでなんとか生きてるよ」と思うようにしています。
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