<この体験記を書いた人>
ペンネーム:momoko
性別:女
年齢:46
プロフィール:40代後半パート主婦。義両親とは月に1回程度会う間柄。
元気な義両親は、我が家から車で30分ほど離れた大きな一軒家に住んでいます。
孫のことをよくかわいがってくれ、優しく温厚なので助かっているのですが、困っていることがあります。
それは、4匹の飼い犬たちの扱いのことです。
犬好きな義両親は「可愛いから」という理由で数年前に室内犬を飼いはじめ、今では4匹に増えました。
そしてまだまだ増えそうな予感がします。
私も犬が好きなので、可愛さはよーく分かっています。
しかし犬と共同生活をするためにはきちんとしつけをする、ルールを決めるなど工夫が必要だと思うのです。
まず、家は義両親も犬たちも健康に暮らせるよう、ちゃんと掃除をして清潔にするべきだと思います。
また、犬にとって危ないものがある台所等、犬が入ってはいけないエリアも作るほうがいいと思っています。
しかし義両親は全くしつけをせずただ可愛がるだけ。
そのため今では家の主が犬、という状態になっています。
遊びに行っても全く落ち着きません。
犬がダイニングテーブルに飛び乗っても、義両親は愛おしそうに微笑んでいます。
私は食器をなめられるのではないかと冷や汗です。
また、市販のドッグフードを電子レンジでチンするので、電子レンジの中はドッグフードの匂いがします。
さらには犬の口をふいたタオルをその辺に置いているため、間違って使ってしまいそうになります。
おそらく義両親は犬と同じタオルを使っている⁉
さらにつらいのが、犬が家の中で粗相をしてしまっても、ちゃんと床を拭いているのか怪しいことです。
私の子供が小さいころは、床をハイハイさせるのも嫌でした。
犬のおもちゃも床に散乱しているので、間違って子供が口に入れないかヒヤヒヤでした。
でも、気が弱い私は、義両親に忠告することができませんでした。
見かねた夫がさりげなく注意してくれました。
ですが、義両親は耳を貸さず、「動物に厳しくしつけをするなんて、サーカスじゃあるまいし」と、まるでこちらが冷酷人間であるかのような反応です。
動物好き、動物に優しい、といえば聞こえはいいです。
また、犬たちの可愛さに義両親が夢中になるのも自由です。
子供たちが巣立ち、可愛がる対象が犬になっているのかもしれません。
しかし、生活が犬中心になっている状態を見るとなんだかなぁ、とあきれてしまいます。
もちろん、良かったこともあります。
散歩中に近所の犬連れの人達と交流が深まるらしく、犬たちのおかげで楽しい老後を過ごせているのなら良いとは思っています。
ですが、どんどん甘やかされて偉そうな態度の犬たちを見ては複雑な思いです。
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