「お母さん、フコーチュウノサイワイだったね」42歳までネガティブに生きてきた私を変えてくれたもの

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まめっち
性別:女
年齢:42
プロフィール:ワーママです。仕事と育児の両立は大変ですが楽しいです。

「お母さん、フコーチュウノサイワイだったね」42歳までネガティブに生きてきた私を変えてくれたもの 12.jpg

私はネガティブで心配性な性格です。

生まれついての性格なのか、私と同じく「心配性」な両親に育てられたせいか分かりませんが、幼いころから「失敗しないように、間違わないように」生きてきました。

小学生のときはテストで90点以上は当たり前、先生に怒られるのが怖くて、寄り道もせずにまっすぐ家に帰っていました。

中高になってからも成績はいつも上位、部活動も放課後だけでは全然上達しなかったので、土日も必死になって練習しました。

好きだったというよりも、「上手になれず、周りからがっかりされることが怖かった」という感じです。

「真面目で優等生」ということが取り柄で、友達も多くはなく、目立ちはせず、印象に残らない生徒だったと思います。

目標のためにというより、マイナスにならないために必死になる生活を送ってきました。

それは大学生でも社会人でも変わることなく、子どもを産んでようやく、生きている喜びを知った気がします。

そんな私の考え方は「努力の先に結果がある」。

だから科学的根拠もないのに未来や運勢など、まるで真実のように言い放つ占いが大嫌いでした。

「この(嫌な結果の)占いを見て、不安になる人はどれだけいるのだろう」と思うと胸が痛くなりました。

しかし、小学生になった子どもが、朝のニュースのあとに流れる占いが大好きになったのです。

見たくなくても子どもに呼ばれ、見る羽目になりました。

純粋な子どもは「ラッキーカラーは赤だって」とか「今日は新しい友達ができるんだって」と楽しそうに言います。

そして、私の星座の占いを見て「お母さん、今日は笑顔が大事だってよ」や「お昼にカレーを食べるといいって」などと教えてくれます。

最初は流して聞いていましたが、子どもは占いをいつも楽しそうに聞き、良いことを取り入れ、1日の始まりをワクワクして迎えていました。

そんな娘の姿を見て「占いなんて!」という考えた変わってきました。

まずは娘と一緒にラッキーカラーを取り入れました。

1日の終わりに今日あった良いことを話し合ってみたり、占いのように上手くいかなかったけど、代わりにこんな楽しいことがあったと話をしたりするようになりました。

何か悪いことがあっても、娘が「不幸中の幸い」という覚えたての言葉を使って「お母さんはラッキーカラーを気にしていたから、フコーチュウノサイワイだったんじゃない?」と言ってくれたのを聞いて、私も笑っていることに気づきました。

そう言われて「確かに占いで言われてたほど悪い一日じゃなかったな~」なんて思えるようになってきたのです。

そんな毎日を繰り返すうちに、いつのまにか「良いこと」や「プラスになること」に気が向き、「ネガティブ」や「マイナス」なことに気を取られなくなっていました。

仕事でミスをしても、以前なら「どうしてこんなミスをしてしまったのか」ということをぐずぐず考えていました。

それが今は「これより最悪のミスもあったはずだから、まだマシだ」という考え方へ。

随分と明るい性格になりました。

同窓会に行ったときは「まめっち、なんだかすごく生き生きしてるね」とまで言われるようになったほどです。

今は毎日が昔に比べてとても楽しく、娘には感謝しています。

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