<この体験記を書いた人>
ペンネーム:紺
性別:女
年齢:65
プロフィール:この一件以来、毎日気分が落ち込んでいます。
現在、夫と私の二人暮らしです。息子とお嫁さんは三年のお付き合いを経て結婚をしました。
車で三時間ほどの距離に住んでいるので普段は会わず、夏休みやお正月など長期休暇に我が家に遊びにきています。
ですが、そんな我が家でのある出来事が、私の中にお嫁さんとの決定的な溝を作ってしまいました......。
その時は夏休みだったのですが、私たち夫婦と息子と孫で、少し離れた場所にある畑に行きました。
ナスやキュウリなどの収穫を孫にさせていたのですが、つまづいて膝に擦り傷ができてしまいました。
孫は「痛くない! まだやりたい!」と言うので、家から消毒液を持ってこようと、私一人だけ家へ帰りました。
......そのとき、お嫁さんが電話で話す声が聞こえてきたのです。
「暑いの苦手なんで」と言われ、私もゆっくりしてほしいと思い、特に気にも留めずに一人で留守番をしてもらっていたお嫁さん。
電話しているなら静かにしなきゃなーと思いながら玄関を上がろうとしたときです。
「旦那は優しいだけが取り柄だからねー!」と鼻で笑うような言い方をしているのが聞こえてきました。
思わず身体が固まり、お嫁さんの声に聞き入ってしまいました。
内容は息子を蔑む発言でした。
「ほんっと使えないんだよ」とか「結婚後悔してるー」とか。
更には「お金を稼いできてくれればなんでもいいの」「生命保険かけてるから大丈夫!」など笑いながら話してました。
私の前ではハキハキとした明るいお嫁さんでした。
息子とお嫁さんとのやりとりも普通で、息子のことも当然愛してくれていると思っていました。
「はらわたが煮えくり返る」とはこういうことを言うんだなと、65年生きてきて初めて知りました。
これ以上話をさせたくないと思い、わざと音を立て玄関を上がりました。
お嫁さんははっとした顔をしましたが、今帰ってきて何も聞こえていない風を装ったら信じたようです。
それからお嫁さんがいる間、私は必死に笑顔を作って、おしゃべりをしました。
その反動もあってか息子家族が帰ったあとは、いい歳したおばさんなのに大泣きてしまい、夫にも伝えました。
夫婦二人で話し合い、このことを息子に伝えることはやめました。
見守っていき「なにかあったら精一杯力になろう」ということになりました。
しかし、このままでいいのかと悩んでしまったり、お嫁さんのことが大嫌いになってしまったり、モヤモヤがとまりません。
もちろん、息子にも原因があるかもしれないことは分かっています。
でも、お嫁さんにあんな言われ方をするほど酷い子ではないと思います。
お正月も、息子と孫だけ我が家に来ればいいのにと思ってしまいます。
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