<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ことみ
性別:女
年齢:52
プロフィール:68歳の叔母は、2年前に同居を始めた長男のお嫁さんに対するストレスから買い物依存になってしまいました。
叔母はとても大らかな性格。近くに住んでいるので昔から仲良くしていますが、いつ会いに行っても笑顔で迎えてくれるやさしい人です。
3年前に私の従弟である叔母の家の長男が結婚して子どもが生まれたのですが、お嫁さんが家事や育児をしないことを理由に同居が始まったようです。
お嫁さんは従弟の14歳下とのこと。年の差があるので従弟はお嫁さんのことが可愛いらしく、家のことを何もしないことを叔母や私たち身内の前で愚痴りますが、面と向かって彼女に言うことはありません。
その為、同居してもお嫁さんが何もしないことに変わりはなく、それまで従弟が仕方なくやっていたことの全てが叔母に丸投げされてしまったのです。
育児をするからと仕事を辞めたのですが、朝は誰よりも遅く起きてきて、叔父や叔母が作った朝食を食べてテレビを見始めます。
子どもは従弟が託児所に連れて行き仕事に出かけるのですが、洗濯も掃除も叔母に任せてお嫁さんは何もしません。
時々前の職場の友達とランチに出かけたりする程度で、それ以外は家でテレビを見たりスマホでゲームをしているとのこと。
子どもが帰ってきても「おばあちゃんが遊んでくれるって」と任せっきり。
台所に二人で立つのは気を遣うからと料理もしない。
そんなお嫁さんに叔父と叔母のストレスが溜まるのは容易に想像がつきます。
叔父は仕事があるのでお嫁さんとの時間が少なく、出かけている間に少しは気分転換できているようです。
でも、叔母はずっと家にいて、何もしないお嫁さんを気にしながら家事をするのですから相当イライラしているようです。
それに耐えられなくなったのか、家事を済ませると近所の友達の所でお茶を飲んだり、私の家に来て愚痴をこぼすことが多くなってきました。
幼い頃からやさしくしてくれた叔母なので、愚痴を聞いてあげることは構いませんし、それくらいしかできないのが返って心苦しくも思えます。
でも、それくらいでは解消できないほど深刻なストレスになってきたようなのです。
去年のお正月、親戚の集まりの前に一緒に買い出しに行ったとき、寿司の出前を頼んであると言っていたのに刺身の盛り合わせや高級果物、子どもたちにお菓子や飲み物などをカートに2台、カゴ4個分山盛りに買ったのにはビックリしました。
この頃から既に買い過ぎが始まっていたのだと思います。
それから日に日にエスカレートし、スーパーだけでなくコンビニやパン屋さん、ケーキ屋さんなどで大量に買いまくるようになりました。
叔父の話によると、「食べたい」などというわけでもなく、目についたもの、例えば新商品として並べられたものなどはポンポンとカゴに放り込むとのこと。
最初はストレスが溜まっていて可哀想だなと思っていただけですが、最近はうちに来る前にもお店屋さんに寄り道をして、お茶菓子や果物を大量に買って持って来てくれるようになったのです。
「うちは家族が少ないから食べきれないよ」と断っても山のように買い込んで置いていってくれます。
お菓子は賞味期限が長いので助かりますが、果物は食べきれないまま熟していってしまい処分することも。
あまりに勿体ないので近所に配ることもありますが、「どうしてこんなに?」と聞かれて返答に困ることもあります。
次第に私も母も今度は叔母が何を持ってくるかと不安につきまとわれるようになってしまいました。
このままでは私たちもストレスで参ってしまいそうです。
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