アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。 今から36年以上前の、結婚当初のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:姑がたくらむ「息子夫婦の離婚計画」。姑がいう「夫の再婚相手」に電話した結果は...!?
「息子と離婚してくれへん? 息子にはな!もう次に来てくれる人がおんねん! あんたも知っとるやろ?Fさんや!」
ある日突然、そんなとんでもない電話をよこしてきた姑。
嫁を追い出しさえすれば、すんなりと自分の気に入った嫁を息子の後添えに出来ると思っていたようだ。
その後、私がFさんと直接話した事は夫も姑も知らないが、あの手この手を日々考えている姑にしてみればFさんが誘いに乗って来なくなったのを知るとすぐに次の手を考える。
その頃、夫は毎日22時ごろ帰宅で帰って来ては
「昨日は○○さんが仕事を辞めた。今日は□□さんが来ていない。今週中に1人辞めるかも知れん」
と言う話をするようになった。
もう顔からして自分も仕事を辞めたいと言っている。
30過ぎて転職して間も無しなのに、ましてや持っている資格と言えば普通運転免許しか無く、かと言って肉体労働なんて出来るタイプでも無い。
今まで夫に聞いてきた職歴だけでも片手で足りず、いわば「職を転々としてきた」という状態だ。
要するに、ある程度数カ月働いては嫌になって辞めるを繰り返していた夫。
案の定、数日後に辞めたいと言い出した。
私は子供も居るし、今後の生活の事を考えているのかと夫に言った。
するとまたしても夫は姑に告げ口した様で、姑が家に押しかけてきて延々と説教をされる羽目になった。
姑「息子は一人でずっと働いて来たやん!あんたと子供の為に一人で働いてきたやろ!ここら辺でリフレッシュ休暇の為に会社を辞めてもええと思うわ!
息子は小遣い銭程度の5万円くらい稼げればええんよ。嫁のあんたが月に20万稼いだら済む話やん。いつまで息子に食べさせてもらってんのよ」
私「じゃあ私が働きに行ったら子供の面倒や家の事は夫がしてくれるんですか?」
姑「なに言うてんのや!そんなんしてたらリフレッシュにならへんやろ!?子供なんか保育園にでもどこにでも預けてそこら辺のお母さんみんな働いてるやん!」
私「働いてる人も多いですけど、嫁さん働かせて遊んでる旦那はいませんけど」
姑「そもそもやね!!あんたのお父さんが結婚認めたのは結局は息子が一人っ子やって言うのを知っとるから、あんた経由でこっちの金が自分の所に流れて来るって腹があったからやろ?毎回毎回金が無いって言うとるけど今までどれくらいあんたの親に金が流れたんや!言うてみぃ!」
私「実家に流せるほど息子が稼いでるとでも思ってるんですか?ふふっ...」
思わず吹いた。
姑が日々こちらに対して思っている事を次々と口にするがあまりにも的外れ。火に油を注ぐとは分かっていても思わず笑ってしまった。
そうか...、本当に金目当てだと思っていたのか...
当時私は近所の工房でやっている内職を紹介して貰っていて、集配をしてくれるから小さい子が居ても助かった。
ただ、それなりに稼ぐ為には1個作って1~2円では気の遠くなる様な量をこなさなければならず、狭い家には一抱えもある様な部品の入った段ボールが高く積まれていた。
5cmほどの人形に赤い三角帽子やモールをボンドで貼り付けて、サンタクロースであったり天使の飾りや正月飾りのパーツを何百と作って行く。
やっと納品しても給料日には不良品があった分が引かれていて、注意書きには「糊付け不良」と書かれてありその数が100や200になると呆然とした。
姑に言い返しはしたものの、どっちにしても今の収入では厳しい。
当時は今の様に待機児童だなんだと言うほどでは無く、ましてや子供が過密な地域でもなったので、余程の事が無い限り希望をすれば保育園に入れるご時世だった。
私は職探しをする事にした。
続く
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