「この子は息子の子や!」突然上がりこんできた姑が息子を抱いて逃走!/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

結婚35年目。現在は夫婦二人と4ニャンとで暮らしています。

結婚当初のことを思い出しながら書いています。

前回の記事:「あの子は躾直さなアカンな」姑の嫁イビリを黙認する夫の正体/かづ

「この子は息子の子や!」突然上がりこんできた姑が息子を抱いて逃走!/かづ pixta_38139222_S.jpg

姑からの電話も襲撃(?)も無い日々が続いていたある日のこと。

普段通りに家事をして育児も済ませてゆったりとした時間を過ごしていた。

その時

急に玄関の戸が開き姑が駆け込んできた。


えっ!!


と驚いている間の一瞬に

姑が息子を抱いて玄関を出て行こうとする。


「やめて下さい!!!!!
 離して下さい!!!」


大声で叫びながら姑の手をほどこうとするが

姑は物凄い力で息子を抱きしめ

無言で全力で玄関を出ようとする。


「お義母さん!!
 やめて下さい!!!
 もう!!離して下さい!!!」


私は息子の手を掴み

姑から取り返そうと引っ張った。


息子が大声で泣く。


「引っ張ったら可哀想やないか!!!!」

姑がそう言った時

ハッとなった私は一瞬息子の手を握っていた手を緩めた。


息子を抱いたまま私を振り切った姑は

高らかに笑い声をあげながら走り去る。

「ほら〜手を離したんやからこの子はコッチのもんや!」


急いでサンダルをつっかけて姑の後ろを追った。


当時住んでいた市営住宅はエレベーターが付いていて

真の悪い事にもう一歩のところでエレベーターの戸が閉まり

姑と息子は下に降りて行った。


私は階段を駆け下りて追ったが

住宅前に待たせてあったのか

息子を抱いた姑は

タクシーに乗り込んで走り去った行くところだった。

私は部屋に戻って財布を持ち

行く先は姑の家だと分かっていたのでバスに乗って向かった。


姑宅の玄関前でインターホンを鳴らす。

ドンドンドンと何度もノックするがうんともすんとも言わない。

「お義母さん!かづです!!開けてください!!
 息子を返して下さい!!!」

何度も何度もインターホンを鳴らしノックを続けた。


するとインターホンから姑の声が聞こえた。

「この子は息子の子や!!!
 あんたに権限は無い!!!
 息子から許可貰ってる!!」

は??えっ???
許可????


「この子はあんただけの子ぉや無い!!
 息子の子ぉやねんから
 息子がエエって言うたんやからあんたに拒否権は無い!!!」


そう言ってまたインターホンが切れた。


夫に電話した。

「お義母さんがいきなり息子を連れて行って!
 今家まで来てるんやけど玄関を開けてくれへん!
 息子の許可貰ったって言うてるけどどー言う事なん!?」

すると夫は

「ええ加減にしてくれ!!!
 僕仕事中やぞ!!!」

と言って電話が切れた。


もうどうしよう...。


咄嗟に父に電話をし

息子が姑に連れ去られて

夫に電話をしてもこう言う返事だったと伝えたら

「よっしゃ!待っとけ!
 今から行く!!」

そう父は言って電話が切れ

物の10分ほどで父が来てくれた。

父は姑の玄関先に立ち

冷静な声でドアをノックしながらこう言った。

「すんまへん!かづの父親です!
 奥さん、ここ開けておくんなはれ!
 すんまへん!奥さん!
 中にいてはるんでっしゃろー!?」

それでもうんともすんとも言わない。

中にいるのは分かっている。


父が到着してドアをノックしながら声を掛け続けて

15分ほど経った頃

マンション前にパトカーが止まった。


警察官が3名だったか4名だったか

どやどやと階段を上って来て私達を見てこう言った。


「やくざが来てドアを壊そうとしてるから
 怖いから至急来てくれって通報があったんやけど...
 お宅らは??」

警察は姑が呼んだのだった。


続く...

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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚35年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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