<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マルコ
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育て完全終了宣言をしたい50代。
夫と結婚して30年近く経ちます。
いつの頃からか、夕食時、夫は食卓に着くと即テレビをつけるのが習慣化してきました。
普段はそれでも全然構わないのですが、子どもの進路や大事な話をしたいときにも夫はテレビに釘付け。まともに話を聞いてくれないので、もやもやしています。
夫が仕事から帰って、ようやく一息ついた夕食時。
私が高校生の息子のことについて話を始めても「今いいところだからちょっと待って」と遮る夫。コマーシャルになってようやく「なんだっけ、なんの話?」と言われても鼻白むだけです。
あまりにも誠意がないので「そんなに真剣に観たいなら録画したら? 私のいないときに思う存分見ればいいのに」と怒ると「いやあ、情報は新鮮な方がいいからさあ。あとから観ても、なんかもうひとつなんだ。リアルタイムに観たいんだよね〜」と暖簾に腕押し状態なので、呆れるばかりです。
息子は現在、バイトがあったり塾で帰るのが遅かったりの日々で、夫と一緒に食事をとることがまれになってきました。
なので、家族みんなで一緒に食卓を囲めるのは貴重な時間。
そのときくらいはちゃんと息子に向き合って話を聞いてあげてほしいと思うのですが、夫はそんなこちらの気持ちもおかまいなし。普段通りテレビに夢中です。
進路について悩み中の息子は「将来どうしたい」など今考えていることを私には話してくれます。夫には私から随時伝えていますが「たまには直接息子と会話してくれよ...」とモヤモヤします。
そんな夫の様子に諦めたのか、息子も次第に「お父さんには僕がこう考えているとお母さんから言っといて」と夫との会話を求めなくなってきてしまいました。
夫は穏やかな人で、息子や私に対して文句を言ったり声を荒げることはありません。そして、息子のことについても「息子のやりたいようにすればいい。判断や選択が必要なら、それはお前に任せる」と言います。一事が万事この調子。鷹揚とも投げやりとも取れる態度に私は不満なのです。
夫も仕事で忙しくしているし、家にいるときくらいは何も考えずにのんびりしてもらいたいとは思うのですが、時には一緒に悩んだり考えたりしてほしいと求めるのは、私のわがままなのでしょうか。
息子が小さいときはその日あったことを熱心に聞いたり、成長を一緒に喜んだりしていた私達。夫の中ではもう子育ては終了してしまったのかな、と一抹の寂しさを感じる今日この頃なのです。
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