「茹で過ぎでおいしくないわ」無神経に「心の声」を口にする母にイライラ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ゆめこ
性別:女
年齢:52
プロフィール:75歳の母と30歳の娘と私で同居しています。お喋り過ぎる母に私だけでなく娘もストレスを抱えています。

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母はとてもお喋りな人。朝から晩まで喋っていないときはないと思えるほどです。

食事をしているとき、洗濯物を干しているとき、テレビを見ているときと延々喋り続けます。
大体のことは慣れて来て右から左へと聞き流すことができるようになりました。適当に返事をしていれば良い場合が多いことに気づいて、随分気が楽にもなったのです。

でも、どうにも聞き流せないで引っ掛かってしまうこともあり、ストレスを溜めていることがあります。それは母が心で思っていることまで何でも声に出して言ってしまうことです。

例えば、家族みんなで食事に出かけたとき、食べたい料理を注文したあとで隣のテーブルに運ばれて来た料理を見た途端「あぁ、あれもおいしそう。私もあれにすれば良かったわ」などとすぐに言います。

昔からそういうところがあったので私は嫌だなと思いながらも笑って済ませますが、娘はとても嫌なようで「聞こえたらどうするの? 恥ずかしいからやめて!」と本気で怒ることがあります。

ただ、それは序の口。一番嫌だと思っているのは私が良かれと思ってやっておいた掃除や洗濯、料理などに対して母が口にする「心の声」です。

週の半分、3時間ほど仕事に出ている母。シフトによっては帰りが遅いので私が夕食を作って待っています。

帰って来るとテーブルを見渡して「あぁ、焼きそばにしたの......私、素麺が良かったのに」と。更に冷蔵庫の中を見ながら「この間買った豆腐が3パックもあるじゃない。こっちを先に使ってくれれば良かったのに」などと出てくるのは文句ばかり。結局私は何も返す言葉もなくテーブルに着き、食事を始めます。

同居を始めてからお互いに時間があるほうが掃除などもしておこうということになり、母は仕事が休みの日に掃除をしてくれます。私も母が仕事に行っている間などに掃除をしていて、帰って来ると「掃除してくれたんだね。ありがとうね」と声をかけてくれます。もちろんそれだけだったらいつでも気分良くできるのです。

でもその後、自分の部屋に入ると「ゴミ箱のゴミは捨ててくれてないんだね」と一言。たまたま忘れただけなのですが......。時には「棚の上の人形は移動して掃除してくれた?」と。やっていないかもと伝えると「あそこはやっておいてくれないと。結構埃がたまるから」と言われイラっときます。
時には「ここより台所をやってくれれば良かったのに」と、掃除をしたことさえ無駄だったと思えてくるような言い方をしてくることさえあります。最初に「ありがとう」と言われたことは嬉しいのですが、そのあとで聞かされる「心の声」で台無しになります。

家族でテレビを楽しんでいるときなど「これ面白い? 私はちょっと分からないわ」などと言い、娘に「私たちは見てるんだから、そういうことは思ってても言わないで」と注意されることもあります。

食事中は、私が茹で過ぎてしまった野菜を食べていて「やっぱり茹で過ぎだわ。おいしくない」と言いこれも娘から「作ってもらって文句を言わないの!」と叱られることも。
家事が苦手な私にとっては娘のそういう言葉が救いになっていますが、代わりに娘がストレスを溜めているようで「ママも嫌な気持ちになったならハッキリ言ったほうが良いよ」と、私に怒りをぶつけてきました。

私の分まで娘がイライラしていると思うとやっぱり母に直接言わなければと思うのですが、恐らく無意識にやっていることなので、分かってくれるかどうか。人からいろいろ言われることが嫌いな母なので逆ギレされそうで、どう切り出すべきか悩みながら相変わらずの「心の声」にストレスを抱えて暮らしています。

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