お金を粗雑に扱う息子に提案した「おつり貯金」が予想以上の大成功に!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:こみく
性別:女
年齢:28
プロフィール:小学生の男の子2人と幼稚園生の男の子1人のママです。食べ盛りを迎える子どもたちのために節約中。

お金を粗雑に扱う息子に提案した「おつり貯金」が予想以上の大成功に! pixta_47903946_S.jpg

私には、小学6年生と5年生の年子、幼稚園生になる息子がいます。小学生の息子たちは数年前から地域のサッカークラブに通っていて、週末にサッカーがある日はお弁当と水筒の他におやつ代として500円ずつ渡していました。

いつものようにサッカーを終えて帰ってきた息子たちの洋服を洗濯しようとポケットに手を入れるとレシートと小銭が出てきました。またかと思いました。実は息子たちは小銭の扱い方が雑で、おやつを買って残ったおつりをポケットや鞄の中にそのまま入れて帰ってくるのです。何度も注意していたのですが、まったく直す気配もなく困っていました。

そんなある日、買い物をしていると「10万円貯める貯金箱」を見つけました。そこでひらめいたのです。「小銭がどれだけ大切かを教えるために貯金を始めよう!」。子どもたちのおつりでどれだけお金が貯まるのか...その名も「おつり貯金」です。

その日の夜、子どもたちはもちろん、仕事から帰ってきた夫にもその話をしました。

おつり貯金のルールは、「お金を使っておつりが出たときだけでOK」「おつりがでたらその日のうちに入れる」「貯金箱のお金はみんなで一緒に使う」の3つにしました。子どもたちは面倒くさそうに聞いていましたが、初めの目標を「1カ月後の休みの日にみんなで外食する」と決めました。

そうして1カ月後。

貯金箱を開けると、なんと4,000円も貯まっていました。子どもたちはびっくりです。普段、鞄やポケットに入れっぱなしにしていたおつりがこんなに貯まるなんて思っていなかったのでしょう。私たちはそのお金でファミリーレストランに行きました。子どもたちは、自分たちが入れたおつりでご飯を食べることに達成感を感じていました。

それからは、子どもたちもおつり貯金が楽しくなったようで、サッカーから帰ってくるときちんと貯金箱におつりを入れてくれるようになりました。

子どもたちが小銭を雑に扱うこともなくなりましたし、また、家族みんなでなにかのために協力し合う楽しさも知りました。今では、おつり貯金のために無駄な買い物も少なくなり、おつり貯金は順調に貯まっています。現在の目標は1カ月で貯まった金額で焼肉に行くことになっています。

子どもたちも数年で中学生になります。それぞれ部活で忙しくなったら、休みの日がかぶることも少なくなるでしょう。そのときは貯金箱を開ける頻度を減らし、長期休みの旅行代を貯めたいと密かに企んでいます。貯金をしながら、お金の大切さを身に感じ、定期的に家族の時間も作ることができて、母としては万々歳です。なにより...貯金はいくつになってもわくわくするものですね。

関連記事:目指せ一人1億円!? 老後資金のため贅沢せずに貯金しているけれど...

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP