実家の断捨離(5)大バトル勃発!でも、母の本当の気持ちは?/カータン

実家で2人暮らしをする高齢の両親をサポートしているカータンさん。緑内障を患い失明してしまった父と認知症が進行してきた母。しんどいこともあるけど笑えちゃう、介護のエピソードを、月間アクセス数800万PV超の超人気ブログ「カータンBLOG」から抜粋してご紹介します。

実家の断捨離(4)からの続きです。

前回の記事:実家の断捨離(4)その包装紙、いる?なんでも取っておく母の驚きのコレクション/カータン

母が急に怒り出した!

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抑えていたマグマが吹き出し
もう止められないそんな勢い!

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しかし、私たちを誰だと?

実の娘よ!!!

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実の娘は容赦しないわ!
そして、母も容赦しない!

女の大バトル勃発よ!!

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2階から父の
「なんだー? どうしたー?」
心配そうな声が何度も聞えてきたが、
そんなの御構いなしだ。

そして、ついに1対2、
口では敵わないと思った母が
暴れ出した!

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千手観音攻撃に出たのだ!
(これには正直、驚いた)

収拾がつかないとは、まさにこのこと。

私と姉は、とりあえず、
ゴミだけ車に運ぶと(ここ冷静)

捨て台詞を残し

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実家のドアをピシャリと閉めた。

その後、車の中、姉と泣いた。

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悔しくて、やるせなくて、
憎たらしくて・・・

千手観音攻撃のショックと・・・
そして、疲れていたことも加わり
涙が溢れて止まらなかった。

そして、家に戻り、
実家から運んできたゴミを
ガレージに運び終えたら、
それはすごい怒りに変わった。

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こんな大変な思いして、
何なのよって!!

そうだ、母はいつだって

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それに私が一番腹が立ったのは・・・
母の「もう放っておいて」
その言葉だった。

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その晩・・・
私はベッドに入っても、
なかなか怒りが収まらなかった。

収まるどころか、
怒りはどんどん増してきた。

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体は疲れているのに、眠れない夜。

私はいろいろ考えていた。

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その時だ、

昔の母の姿が浮かんできたのは・・・

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母はよく果物を大量に買ってきては
せっせとジュースを作っていた。

大量に出る皮を見ながら
いつも私は思っていた。

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それでも・・・


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最近は、飲んでない。

きっと果物をたくさん買ってくるのも
重く大変になり、

ジュースを絞るのも
キツくなったのかもしれない。

たかがジュース絞り器・・・

でも・・・
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そう思ったら・・・
手巻き寿司の桶も
ラーメンどんぶりも・・・

きっとあの家でみんながワイワイ
集まって食事をしていた
母にとっては大切な思い出で・・・

それを私たちは良かれと思って

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次から次へと処分していた・・・?

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翌朝、早くに姉から電話がきた。

昨日の怒りのつづきかと思ったら

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姉も私と同じようなことを
感じていたようだ。

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悔しいけど(まだ言ってる)
ここは大人になって(子供だけど)
実家に行こう!

でも、やっぱり・・・
一人じゃ行きづらくて

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そして、長女と実家に行った。

お互いやっぱり気まずくて
(大人になりきれない母と娘)
長女が通訳になってくれた。
(長女は大人だ!)

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でも、私は次の日も電話して
その次の日は会いに行って
(ここでまた喧嘩)

次の日も電話して、
次の日は会いに行って(喧嘩なし)

今は朝晩1日2回電話している。
自分でも思うわ。

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だけど、あの朝、
姉が言った言葉を思い出すから・・・。

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ものが捨てられないのは、
物不足の時代に育ったから、
すぐもったいないって思う親世代。

ずっとそう思ってた。

だけど・・・
実家の断捨離をして、
気づいたのね。

娘から見たら、
何気ないただの『物』の中にも
親にとっては、
楽しかった日々の思い出が
たくさん詰まっているのかもしれないと。



追記
でも、ストローとか醤油とか
ピックとか包装紙は捨ててくれ!

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5回にわたり、実家の断捨離の記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。私、年末に長女と次女が使ったベビーベットと自転車を粗大ゴミに出したんですね。粗大ごみのトラックが来て、ベッドと自転車が無造作に荷台に積まれていく様子見て、私もちょっと買った当時のこと思い出して、しんみりしてしまったことを思い出したんですよね。私はまだ若いけど?、でも、母くらいの年齢になると、そんな思いがますます大きくなるのかなとか・・・。姉もあれ以来、頻繁に実家に顔を出してる。そして、そんな私たちに、母は最近とても優しい。

カータンさんの過去記事はこちら!

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カータン

1967年4月生まれ。小学5年生から中学3年生まで台北で過ごす。子どもの頃から妄想が得意で、物心ついた時からエッセイストを志していた。大学在学中にふとした思い付きから客室乗務員を目指し、1990年から1997年までの7年間勤め上げたのちに退職。1998年に長女を出産し、専業主婦となる。その後、2006年7月に39歳で1590グラムの次女を出産し、その経験を活かすためにブログをスタート。2008年3月には『JAPAN BLOG AWARD 2008 総合グランプリ』を受賞する。

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