実家の断捨離(3)思い出がいっぱいな父のスーツにさよなら/カータン

実家で2人暮らしをする高齢の両親をサポートしているカータンさん。緑内障を患い失明してしまった父と認知症が進行してきた母。しんどいこともあるけど笑えちゃう、介護のエピソードを、月間アクセス数800万PV超の超人気ブログ「カータンBLOG」から抜粋してご紹介します。

前回の記事:実家の断捨離(2)親が元気なうちに片付けさせるには.../カータン

前回からのつづきです。


父の部屋の断捨離に取り掛かった。

まず父の部屋にはスーツがいっぱい!

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ここで念を押しておいた。

ものを大事にしてきた昔の人。
捨てるというと、勿体無いという
感情が込み上げてくるかもしれない。

そこで説明した。

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父はよく理解してくれた。

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それにしても、父のスーツの量は半端ない。
どれもあつらえた上質なスーツ。

姉と私でも、
処分するのに少し躊躇うほどだ。

中には驚きのスーツまで!

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驚きその2
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↑ここまでcowcowではなかったけど

目が見えなくても、
父の頭の中には
今、私たちが手にしているスーツが
見えるようだった。

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そう私が言うと、
父がぽつりとこう言ったのだった。

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ゼネコンで20年間、
台湾に駐在していた父。

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そんなことを思うと
ゴミ袋に入れる手が、
つい止まりそうになる。

そんな気持ちを押し殺しながら
私は父の思い出のスーツをゴミ袋に入れた。

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もしこれが父が亡くなった後だったら?

そして、思った。

やっぱり父が元気でいる今で
よかったんだと・・・。

次々にスーツをゴミ袋に詰めていると
階段を上がってくる足音。

母だ。

子猫を抱いた母が、
廊下から部屋を覗き

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懸命に姉と二人で
「パパに許可をもらってるから!」
と何度も言っても

母は返事をせずに、
また階下に降りていった。

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あぁ、やるせない。

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父はそう言ったけど
あの母の恨めしそうな顔を思い出すと
げんなりした。

本、大量にある肌着やシャツ、
精力的に片付けていき

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すると父が

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見ると、どの帽子にも
誰かのサインが書いてある。

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またそんな思いが頭をよぎったけど、
父が選んだ5つを残し、

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すると・・・
また母が子猫を抱えてやってきて

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だから!!!!

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朝から始めた父の部屋の断捨離は、
大きなゴミ袋、20個分に
粗大ごみなどが出て、夕刻に終了した。

ここで終わりではない。

大量のゴミを
我が家に運ばなくてはいけなかった。

母に出しておいてと頼んだとしても、
体力的にも大変だし、
もし躊躇してゴミに出さない可能性もあるだからだ。

うちの車に積んで、2往復。

我が家のガレージに
積まれた大量のゴミ袋を前に
思わず思っちゃったわよ!

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その夜、
姉と明日のことを相談した。

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今では姉が私にとって
一番電話をし、LINEをする心の友よ!

その夜、
ベッドに入りながら考えてしまったよ。


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さぁ、早く寝よう!
明日は最難関のキッチンだよ!
それにしても、腰と肩が悲鳴をあげてた!

□■□■□■□■□□■□■□■□■□
この日は、父の部屋と続きの和室を断捨離終了! 先は長い! でも、反省したこともあった。そのつづきの和室、ほとんどが我が家のものだった。使わなくなった子供のおもちゃ、ぬいぐるみ、娘たちの七五三の着物にetc・・・実家を物置代わりにしていた自分を反省。

カータンさんの過去記事はこちら!

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記事に使用している画像はイメージです。
 

カータン

1967年4月生まれ。小学5年生から中学3年生まで台北で過ごす。子どもの頃から妄想が得意で、物心ついた時からエッセイストを志していた。大学在学中にふとした思い付きから客室乗務員を目指し、1990年から1997年までの7年間勤め上げたのちに退職。1998年に長女を出産し、専業主婦となる。その後、2006年7月に39歳で1590グラムの次女を出産し、その経験を活かすためにブログをスタート。2008年3月には『JAPAN BLOG AWARD 2008 総合グランプリ』を受賞する。

コメント一覧

今晩は、すごーく共感します!私も、昨年、母が亡くなり、子供達も巣立ち、4月まで、働いてました、義母が亡くなって、断捨離をしなければと、思い、今年、7月から義父や、小姑など、片付けて、今、自分の部屋を片付けています!今年は、暑かったね。毎日やってると、癖になりますね

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