<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こみく
性別:女
年齢:28
プロフィール:義父母と同居しながら、12歳・11歳・5歳の息子たちを育てています。毎日賑やかで楽しい生活を送っています。
私は現在、夫と息子3人、義父母の7人で生活しています。義父母との同居は私の妊娠をきっかけに始まりました。義父母は妊娠中の私を気遣って家事をしてくれたり、車で病院へ送ってくれるなどやさしく、結婚当初から良い関係を築けていたと思っています。また、プライベートな部分に首をつっこむような方たちではなかったので、一緒に暮らしていても私自身特に嫌な思いをすることはありませんでした。
同居を始めてから約8年が経ち、三男が産まれました。上の2人は年子で、次男が産まれたばかりの頃は、経済的にも気持ち的にも余裕がなく、慌ただしい毎日を過ごしていましたが、歳の離れた3人目は余裕を持って迎えることができた私。より一層可愛く感じ、長男次男も三男を大切にしてくれていました。
そんな三男が幼稚園に通い始めた頃、義父母のプレゼント攻撃は始まりました。長男、次男のときにはできなかった分をまとめてしているのかと思うほど、甘やかしてはおもちゃを買い与えてしまうのです。電車のおもちゃやミニカー、戦隊ものまで興味を示すものは片っ端から買い与えていました。
ただ、義父母はそれぞれ仕事をしていますが、生活費は折半している形なので、ほぼほぼ同一生計なのです。義父母がおもちゃを買えば買うほど、しわ寄せはこっちにきてしまいます。私もはじめは感謝の気持ちでしたが、新しいおもちゃが出るたびに買っている姿を見てさすがに我慢ができなくなりました。そこで、義父母に文句を言ったのですが「幼稚園のお友達が持ってるものを持っていなかったらかわいそうでしょう」と言い返されてしまったのです。確かに仲の良い友達と同じものを持って遊ぶのは楽しいかもしれません。しかし、全部をあげていたらキリがなく、我慢ができない子どもになってしまうのではないかと不安しかありませんでした。
ある日、長男と次男が私に言いました。「なんで三男ばかりおもちゃを買ってもらえるのか」と。私は答えることができませんでした。やはり、この状況をなんとかしたいと考え、長男次男に協力してもらうことにしました。
義父母が仕事から帰ってきたとき、長男次男は義父母に「なんで僕たちにはなにも買ってくれないの?」と聞いたのです。義父母は「誕生日にゲームを買ってあげたでしょう」と説明していましたが、納得するはずがありません。私は「三男に良くしてくれるのは嬉しいですが、長男次男もたくさん我慢しています。年齢関係なく孫3人平等にしてもらわないと、家族の中に大きな溝ができます」と話しました。それから長男次男は不満や疑問に思っていることを全部話しました。すると、義父母も我に返ったようで、長男次男に謝ってくれました。
それからは、おもちゃはイベントのときだけ、欲しいものができたらお小遣いを貯めたり、勉強やスポーツ、お手伝いなどを頑張って買うことになりました。子どもたちが義父母に話してくれたおかげで、私もしっかり言いたいことが言えてスッキリしました。同居していると価値観の違いから個々のルールをつくってしまいがちですが、家族仲よく平等にいるためには、明確な話し合いも必要だなと感じました。
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