<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ともみ
性別:女
年齢:47
プロフィール:中学生の息子と小学生の娘を持つお料理大好きママです。
今年76歳と72歳になる義理の両親は、若い頃から事業を展開し、親族会社はバブルの流れに乗って急成長を遂げました。
私たちが結婚した当初も義理の両親は羽振りが良く、毎週のように友達と旅行に行ったり、デパートで散財するというセレブ生活。しかも私の両親に対し、マウンティングするかのごとく威圧的に接していたのです。
私の両親は穏やかな性格だったので、そういったことは聞き流すことができていましたが、それを目の前にしていた私は、両親に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
しかし、時は流れリーマンショックや東日本大震災などの影響で、会社は大きく傾きました。
一時はもう会社を畳もうとしていた両親ですが、各自の給料を減らし、家を売却するなどして存続。夫の給料も新入社員なみに減らされ、家族4人で暮らすには厳しい状況となりました。
私はその話を聞いたとき、"減ったのならば私が稼げばいい"とポジティブにとらえ、さっそく職探しを始めました。
すると義理の両親は「嫁を働かせることが嫁の実家にバレることが恥ずかしい」と夫に言ってきたのです。
「恥ずかしがってる場合か?」と思いながらも意見を尊重して、できる限り無駄遣いしないように節約生活をスタート。
私はスーパーで安売りしている食材をできる限りおいしく調理しようとアレコレ工夫し、子ども達もお稽古事をやめたり、お友達とのお出かけを減らしたりと、いろいろ我慢をしてくれました。
そうやって我が家が節約生活をおくる中、義理の両親も厳しい生活を送っているであろうと思いきや......。
義母はキラキラと着飾ってはデパートで高級食材を買い求め、義父に至ってはプライドが高く、毎日のように飲み歩き「俺のおごりだ」と言っては未だに社長風をふかしているというのです。
この実態を知った夫は「生活費大丈夫なの? そんな贅沢するお金どこにあるの? 老後のこと考えてる?」と怒りに任せて問い詰めたというのです。
すると義母は「近所のスーパーのお肉はマズイし固いし口に合わない」とムッとし、義父は「そんなことまでいちいち口出しするな」と逆ギレしたそう。
そして、挙句の果てには「この前、孫が我が家に来たとき『おいしい! おいしい!』と言ってご飯をむさぼっていたが、ともみさん何やってるんだ? まともに飯も食わせられんのか!」と叱責したというのです。
たしかにその日、子どもたちが家に帰って来て「久しぶりにメロン食べた! A5ランク和牛最高!」と大喜びしていました。
私はありがたいと思いお礼を言っていたのですが、まさかそんな目で見ていたとは......。
しかも、そういうことをいちいち私に報告してくる夫にも違和感を覚えてしまいます。
はっきり言って"ではどうしろと? そんなに贅沢する金があるなら、あなたたちがもらっているその給料をうちに回してくれませんか?"と言いたいのを我慢しながら、今も節約生活を送っています。
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