<この体験記を書いた人>
ペンネーム:kame
性別:女
年齢:52
プロフィール:家庭内にはルールがあり、それぞれ理由があって作られていると思うのですが、コレがなかなか守られません。
夕飯、お休みの過ごし方、掃除や洗濯などなど、ぞれぞれの家にルールがあると思います。
それは我が家も同じ。円満な家庭生活を送るためには、どうしてもある程度のルールは必要になります。
しかし、コレが案外守られないのが我が家の悪いところなのです。
ルール破りの常習犯は我が夫。
いい年して、まったく困ってしまいます。
夫が守らないのはテレビのルールです。
もう20年以上前に「食事中はテレビNG」、そんなルールを取り決めました。
このルールを決めた最大の理由は、当時まだ幼かった子どもたちとの会話を大切にしたいと思ったから。
というのも、当時の私は毎日フルタイムで働いていましたので、子どもとゆっくり会話できるのは夕飯時くらいでした。
そうなると、その貴重な時間をテレビに邪魔はされたくありません。ということで、「食事中はテレビNG」というルールを作ったのでした。
それは、孫が生まれた後娘の離婚で期せずして同居することとなった今でも、守って欲しい我が家のルールとして定着しています。
なのにそれをなんだかんだと破ってしまうのが夫なのです。
「サッカーやってるよ!」とか「これだけ見せて~」などなど、何かと言い訳を見つけては食事中にテレビをつけようとします。
私はもちろんNG。
最初は軽いタッチで「ダメだよ」といなしていたのですが、これでは全然効き目がありません。
かといって、強めの口調で注意すると、今度は険悪な雰囲気になることも。
食事中にそれは面倒ですし、大人同士が険悪なムードになったのでは一日の出来事を話すなんてできなくなってしまいます。
これには私も「まいったな~、どうやって解決するかな?」なんて困惑していました。
すると神風が吹いたのです。
下の孫の思わぬ行動でこの問題がサクッと解消されました。
それはある日の出来事でした。
食事中にも関わらず下の孫が急におもちゃで遊び始めたのです。
「ご飯中に遊んだらダメ!」と、誰が注意しても全然聞き入れません。
そんな孫に業を煮やしたじいじ(夫)が「いうことを聞きなさい。ご飯中に遊んだらダメでしょ」と注意したときのこと。
それに対して孫は理路整然とこう言ってのけたのです。
「じいじはいいの? ばあばがテレビダメだって言っても、じいじずっと見てるじゃん? だから僕だって遊んだっていいじゃん」
何とも得意げな表情の孫。
でも全然間違ったことをいっていませんので、これにはじいじもぐうの音も出ません。
これには負けず嫌いのじいじも「おまえ~」と苦笑いするしかありませんでした。
それ以降も、夫は私の目を盗んでは食事中にテレビをつけようとするのですが、そのたびに孫に「ご飯のときはテレビだめだよ」と、たしなめられる始末です。
それを横目で見ながら、何ともスカッとする展開にご満悦の私なのでした。
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