変わり者のだんなと高校生の長女、中学生の次女と暮らしているアラフィフしまえもんです。
前回の記事:「やっぱり血は争えないな」母娘ゲンカで思ったこと
だいぶ前から、実家のキッチンにある冷蔵庫の前の床がぺこぺこしていて、強く踏み込むと床が抜けそうな状態になっていました。
母は4年前に亡くなり、父一人なので、前々から床を直したいからキッチンを片付けて欲しいと言われていたのですが、母が買い揃えた食器や料理道具などが多くて一人では無理なので、遠方に住んでいる妹も一緒に作業が出来る連休にようやく手をつけることになりました。
実家のキッチンは12畳ほどあり、入り口から入ると右に作り付けの食器棚、左には大型の食器棚があります。それ以外にも作業台やカラーボックスがあり、壁の前には何かしらあります。
何か買っては片付ける場所を求めてそうなっていったのですが、今は父一人の生活で必要なものは限られます。ほとんどのものが使われずに埃をかぶっている状態です。なので、妹と相談してかなり大掛かりに処分することを話し合いました。
まず、作りつけの棚の中を整理し、いらない食器を処分しようと分けて箱に入れました。
半分ほど片付けたところで、農作業から帰ってきた父に半分は処分しようと思うと言うと難色を示しました。
片付けて欲しいと言ったくせに、いざ処分しようと言うと「母ちゃんがせっかく買ったもんだから、とりあえず重ねて端の方に置いとけや」「箱に入れられて置いとかれても、俺はやってられない(処分できない)」。妹は「でもね、たくさんあっても使わないから...」と食い下がったのですが聞こうとしません。
特に思い入れはなくとも、壊れてもいないものを処分するということは父にとっては母が買い揃えたものなのでもったいない気持ちと大量に出された処分品を自分が片付けるのを億劫に思ったようでした。
言った本人が、本気で片付けに臨まないとなかなか物が減らないと感じました。
しかし、それで諦めては作業が進みません。
妹は父に納得して欲しそうでしたが、私は言っても無駄と思ったし、どうせ何があったのか覚えてはいないと踏んだので、父には「分かった。そうしとくよ」と答えました。
父が出かけている間にいらないと思われるものは箱に入れたり、プラスチック類の古いものなど処分するために大きな袋にまとめて入れて、作業を進めました。母は料理好きで研究熱心でもあったので料理本も結構ありましたが、今はネットで調べることも出来るし、父はそれらを見ないので処分のためにまとめました。
かなりの処分品が出ましたが、父にやってと言っても進まないし、うっかり処分品を見られて元に戻されても困るので私が持ち帰り処分することに。全部は無理なので、こっそり箱に入れて奥の部屋に置いておいて、少しずつ私が持ち帰りそれらも処分していくことにしました。
夕方、仕事から帰ってきて、少しすっきりしたキッチンを見て、「きれいになったな~」と言った父。予想通り、あれがない、これはどこやった?などの言葉は一切なかったです。
今回はキッチンの一部の片付けをしましたが他にも物が多い実家。
まだまだ片付ける必要があるのかと思うとため息が出ます。
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