変わり者のだんなと高2の長女、中2の次女と暮らしているアラフィフしまえもんです。
前回記事:知らない土地でガソリン切れ寸前! マイペースだんなの秘策に失笑
私の父は今78歳。母が3年ほど前になくなり、今は実家で一人でりんご作りに励んでいます。
りんごは春の剪定作業から、枝拾い、花摘み、摘果、葉摘、玉回し、収穫と一つ一つは単純作業ですが、結構手間がかかります。当然一人でやるのは無理なので収穫までずっと人を雇うことで作業をこなしています。
雇うといっても、一人でお茶の用意をしたりも大変だと思うので、何度も作る面積を減らすように言ったりしたのですが、やめるより、人を雇ってでも続けた方がお金になるとやめようとはしません。
昔、稲を作っていた若い時、自分は田の周りの草を取るのが嫌だと思っていたそうなんですが、近所の年配の方に、「俺は年寄りで外で雇ってもらえないが、田の草取りはできる。だからお前は外で稼いで俺をやとってくれ」と言われたそうなんです。
父は目からウロコで、そうか自分が外で稼いだ方が、田の草取りをするよりずっとお金になる。こういうことは他の人に任せればいいんだ!と悟ったそうです。
そういう考えなので、好きなりんご作りは人を雇ってでも続けたいと考えているようです。
そして、今抱えている作業だけでも大変だと思うのに、まだまだ増やそうとしています。
それ以外にも家にある山椒の実が売れると思うと、七味の会社に電話して会社見学に行ったり、山椒を親戚の空いている畑に植えて増やそうとしたり。山椒は年寄りでも扱いやすいと目をつけたようです。
とても行動的で、実家に行く度に驚かされます。
父の身近にいる同年代の方はりんごをやめたり、規模を縮小したりしているのに、父はいつも前だけを向いて、常に挑戦しています。
もう歳なんだからと呆れつつ、我が父ながら感心もしています。
自分が同じ年になった時に同じように挑戦しているだろうか?
父にはいつまでもその姿勢でいて欲しいです。
私にできることは、父が少しでも長く好きなことを続けられるように、もう可愛くて可愛くて仕方がない父にとっての元気の源の孫達をできるだけ連れていって、家のことや作業など多少のサポートをすることだと思っています。
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